興味の幅を思いっきり広げてみると、人生はより充実する。ところが、男の多くは一つのことを極めるのに夢中で、自分の興味のある世界以外のことについてはなおざりにしがちだ。この道一筋の精神を尊び、多趣味の人を器用貧乏などと呼んで貶めてしまうのである。
もちろん、マルチタレントになれと言っているのではない。趣味をやたらたくさんもてと言っているわけでもない。誤解しないでもらいたい。ここで言おうとしているのは、もっといろいろなことに好奇心をもってもいいのではないかということ。
男として一つの道を深く掘り下げていくことは、もちろん大切なことだ。