読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-1
kiji
0
1
1128694
0
運のいい女、悪い女の習慣
2
0
61
0
0
0
0
生き方・教養
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
肝心要(かなめ)のまえがき

『運のいい女、悪い女の習慣』
[著]佳川奈未 [発行]PHP研究所


読了目安時間:5分
この記事が役に立った
61
| |
文字サイズ

“人間は習慣の産物、幸運は習慣の恩恵そのもの!”


 実際にあった話で、狼のように四つんばいで歩き、狼の声で鳴くことしかできない、まったく人間の言葉を話せない女の子が発見されました。女の子は保護されていろんな検査を受けたところ、推定年齢十二歳でした。

 女の子は、赤ちゃんのときに森に捨てられ、それを狼が発見し、育てたのです。

 人間ではなく、狼に育てられたから、狼少女になってしまったのです。


 これは、悲劇ですが、人間の女の子が狼みたいになってしまったのは、日常が狼と同じだったからです。習慣的に長い年月、狼と同じ生活をしていたから、狼同然になってしまったのです。

 それではこの女の子は、もともと人間ではないのでしょうか? 最初から狼でしょうか?

 いいえ、違うのです! そもそもは、れっきとした人間で、キレイなお嬢さんになる人で、幸せに生きられる存在だったのです。

 最初から人間で、愛され豊かに生きる権利をも持っていたのです。思い通りの人生を楽しく過ごす人間としての魂や資質を与えられていたのです。

 このニュースは世界中に広がり、大きな大きなショックを人々に与えました。一番の被害者は少女でした。


 しかし、奇跡は起こるのです!


 保護された少女は、あたたかい愛情あふれる人たちのもとで、大切に育てられたのです。

 最初、鋭い獣のような目つきで、うぉ〜と、うなり声を上げることしかできなかった少女は、だんだんうぉ〜とうならなくなってきました。

 そして、二本足で立てるようになり、徐々に二足歩行ができるようにもなってきたというのです。

 食べ物をわしづかみでかみつくようにしてしか食べられなかったのも、ちゃんと手で道具を使って食べられるようにもなってきたというのです。

 そして、ずっとずっとあたたかい人間の優しいまなざしと微笑(ほほえ)みの中で(はぐく)まれ、やがて目つきも鋭さを消し、いつしか微笑むことも覚えたというのです。


 すべては、悪夢のような習慣のせいで起こり、すべては正しい人間としての習慣のおかげで取り戻せたのです。


 あなたは、習慣のせいで、“運の悪い少女”を作り上げていませんか?

 閉ざされた心という“暗黒の森”で、自分を残酷な運命に育てあげていませんか?


 すべては習慣なのです。人間は習慣の産物なのです。習慣でいかようにもなってしまうものなんです。

 ニコチン中毒になる人は、たばこを吸う習慣の中でそうなったのであり、アルコール中毒やアルコール依存症の人は、アルコールにどっぷり浸かり、それに頼りきった習慣をしていたからそうなったのです。

 運命のせいではありません。運が悪いのではなく、その人の習慣のせいなのです。


 たとえば、イヤなことばかりが起こるのも、イヤな予感のほうにばかりいったり、そういうことに巻き込まれることをどこか受け入れていたりする習慣から、自らイヤなことを引き寄せてしまっているのです。

 また、人に悪く言われたり、人とのトラブルにばかりふりまわされているのも、そんなことが絶えない人のそばに自分が身を置いていたり、それらを拒否する気持ちや態度を習慣にしていないから、そうなるのです。

 そしてまた、借金まみれで厳しい暮らしになっているというのも習慣的にお金とのつきあい方が間違っていたからそうなったのです(もしかしたら、誰かの借金の保証人になった場合もあるかもしれませんが、それもまたお金に対する信用の怖さやそんなことを申し出てきた人とのつきあいのせいということが言えるのですが)。


 なんでもかんでも、運が悪いのではなく、また神様が罰を与えたのでもなく、自分の習慣的なかかわり方の悪さからそうなってしまうのです。

 運というのは、“運ぶ(はこぶ)”という字でできています。あなたがどこに何を運んでいるのか、つまり誰にどんな気持ちを、その出来事にどんなエネルギーを運んだのかで、結果は変わってくるのです。運の良し悪しが変わってくるのです。


 逆に、運のいい人は、イヤなことや、トラブルとは無縁でいたいと考えていて、どこかキッパリとした心情や態度を習慣的に持っていたり、つねに運のいい人でいたいとか、私は運がいいと最初から思っていたり、“もっと運を良くしたいなぁ”と、開運にかかわることを楽しんでいたりするから、人よりも運がいいという現実を手にしているのです。

 それは、何も特別なことではなく、日常的に習慣として、持っているものの考え方とか態度とか行動の結果なのです。

 習慣的に何をどう思い、誰とどういうふうにつきあい、やって来る出来事にどんなふうにかかわっているかの違いなのです。


 運のいい人になるには、運のいい人の習慣を、自分なりに味方につければいいのです。あるいは、こうすることで運を良くしようということには、習慣的によろこんで積極的にかかわって楽しめばいいのです。


 本当は、誰もがみんな最初から、自分の思い通りの輝きに満ちた幸せな人生を自分の力ややり方で(かな)えられるようになっているのです。

 最初から神様は、あなたを「運のいい幸せ者」にしたかったからこそ、いろんなことを創り出せるようにと「心」を人間に与えているのです。


 それを閉ざされた暗黒の狼のいる森にせず、あたたかく幸せに満ちた本来の自分の光の森に変えて、自分を育てていかなければならないのです。


 習慣がすべてのことに起因しています。恋もお金も仕事も夢も、習慣の産物としてその結果がもたらされるのです。

 それがあなたという人間や人生や運命をもつくってしまっているのです。


 習慣を変えることなしに、人生を変えることはできないからこそ、いまいる自分の習慣に良い変化を与えてほしいのです。



…………習慣がくれたいまに感謝します。


 二〇〇六年一月

著者  佳川(よしかわ) 奈未(なみ) 
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
61
残り:0文字/本文:2377文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次