読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-1
kiji
0
1
1129503
0
子どもがつい話したくなるお母さんの「聞き方」
2
0
0
0
0
0
0
くらし
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
あとがき

『子どもがつい話したくなるお母さんの「聞き方」』
[著]伊藤友宣 [発行]PHP研究所


読了目安時間:2分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 まだあどけない幼児が、たしかに何かを言いたいのに、たどたどしく言葉がもつれている。見ていて、思わずああかわいいなと思うと、自分のここまでの人生も、あんな頃からああいうふうに始まったのだろうと、感慨ひとしきりです。

 なんでも、できたらなるだけ早くからやり慣れておくのがいいですね。特に、言葉は使い慣れていれば、緊張しないでのびのびした毎日が過ごせて、楽しく明るい。

 知らず知らずのうちにうまくしゃべれて、おっくうがらずにいろんな人と会うのを、子どものうちから楽しがって、それが慣れになるか、それとも、緊張がちなのでできるだけ知らない人とは会わないですましたいというのが慣れになるか。まるで人生そのものの色合いが、すっかり変わってしまうほどの、大きな違いのように思えます。
「何か言いたいんでしょ、え? 違うの? 早く、どうして言わないの?」

 あせった気持ちでゆとりもなく責められたら、いよいよ何も言えない。

 むしろ、言ってやるものかと、ムキになってしまいがちなのですね。

 話がさらりと出るか、詰まってしまうかの違いは、どうやら子ども自体の気質やら習慣やらの違いが原因である以上に、実は聞き手の聞き方がどうであるかによるものだということを、しっかりとらえてみたいと、この本を書いてみました。書きながら思ったのが、人間関係とは、詰まるところ、何から何まで言秦のやりとりの関係なのだなあということです。

 生かし合う言葉づかいに慣れた人と、傷つけ合い痛めつけ合う流れに、ついはまってしまう人との人生の違いは大きいのだと、つくづく思うのです。

 ああ、生きててよかったと誰もが思う喜びを、豊かな言葉づかいを身につけて、ますます深め広めたいと願うばかりです。


 二〇〇七年八月
伊藤友宣 
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:0文字/本文:734文字
      この記事を収録している本
      レビューを書くレビューを書く
      この本の目次