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リクルートを辞めたから話せる、本当の「就活」の話
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4時間目 大手企業に受かった本当の話──中堅下位大生の大逆転ストーリー

『リクルートを辞めたから話せる、本当の「就活」の話』
[著]太田芳徳 [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
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 これから紹介する4つのストーリーは、中堅下位大の学生たちが人気企業の内定を獲得した大逆転ストーリー(もちろん実話)である。4人とも2013年1月から、リクルートキャリア主催、私がプログラム設計、講師を務める「特別就職講座」を受け始め、アルバイトを通して突き抜ける経験をし、最短で3カ月後の4月に内定を勝ち取った。

 当初6人が参加していたが、男子学生2人がそれぞれの事情で離脱した。残った4人はいずれも女子学生であった。彼女たちのエピソードは、就職活動を諦めている人たち、どうすればいいのかわからず迷いを抱いている人たちに、勇気と示唆(しさ)を与えるものではないかと思う。彼女たちはいずれも「普通の学生」である。誰にでもできることを、逃げずに最後まで愚直にやり抜いたというだけの話だ(もちろんそれが難しいのだが)。

 途中、「突き抜ける経験」や「構造的にまとめる経験」「PDCAサイクル」といった言葉が出てくるが、これらの意味は後の章(5時間目)で詳述する。ここではまだ正確な意味がわからなくてもいいので、それらが「重要なキーワード」であるということだけ覚えておいてもらいたい。一旦そのまま読み進んで、意味がわかった後でまた読み返していただけたらと思う。


強みを活かして、笑顔で接客。着物レンタル店でトップになる

都内私立大学に通うK・S(着物レンタル店でアルバイト・地方銀行などに内定)の場合


 都内私立大学に通うK・Sは、3年生の冬、就職活動をスタートさせ、企業へのエントリーなどを着々と、特に思い悩むことなく進めていた。

 しかしある時期に不安を覚えるようになった。いざエントリーシートを書こうとすると、書くことがない。これまで特別なことに取り組んできたわけではない。
「このままでは何も進まない……」

 そう行き詰まりを感じ、現状を打破するため、「他とは少し変わった」我々の講座に申し込んだのだという。

 彼女は着物のレンタル店でアルバイトをしていた。それまではただ言われたことをこなすだけだったが、私は「売上をもっと上げてその店の1番になってみよう」と突き抜ける経験の目標を設定した。その店では、着物姿をカメラで撮影し、その写真を販売するサービスも行っていた。その売上件数が店員間で競われていた。

 彼女は積極的にお客さんに写真サービスを勧めてみた。ところがお客さんはなかなかそのサービスに申し込んでくれない。
「もしかしてマニュアル通りの言葉だけじゃ心に響かないのかな?」

 たとえば成人式なら、「『一生に一度のことですよ』と声をかける」とマニュアルには書いてある。しかしそれだけでは何かが足りない。そう考えた彼女は、お客さんに案内する言葉を変えてみた。
「こちらのお着物もきっとお似合いですよ」
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