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リクルートを辞めたから話せる、本当の「就活」の話
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『リクルートを辞めたから話せる、本当の「就活」の話』
[著]太田芳徳 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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 就職活動中の学生たちは、自分のことを「ワタクシ」と言う。普段から「ワタクシ」などと言う学生はほとんどいないのに、なぜこんなことが強要されているのか、不思議だとは思わないだろうか。社会人になればみんな「ワタクシ」なんて使わなくなる。それなのに「『ワタクシは』と必ず言いましょう」と学生たちに教えている大人たちがいる。

 コンサルティングの仕事に長く(たずさ)わってきた私は、大学の就活指導の現場を初めて見た時、驚きを禁じ得なかった。ルールを知らない大人が、知ったかぶりをして教えているのだ。学生たちに教えている内容は根拠のないことばかり。講師たちはどこかで聞いたことのある精神論を振りかざす。それはどれも、世の中の企業が学生に求めているものではなかった。無駄な時間を過ごしてしまっている若者たちが不憫(ふびん)でならなかった。

 私は学生たちに本当のことだけを話している。嘘は言っていないし、取り(つくろ)ってもいない。わからないことをごまかすこともない。面接の時は、「僕」「わたし」でいい。そんなことよりも誰にも負けない「突き抜けた経験を積もう」、そう教えている。

 根拠なく言っているのではない。私はこれまで、企業の若手教育の仕事をさせていただいた中で、企業がどんな人材を必要としているのかということについては十分わかっているつもりだ。私のプログラムを受講した学生たちにも、若手教育と同じレベルのことをやってもらった。社会で求められていることを知ってもらいたかったからだ。
「やりたいこと」などというものを今は考える必要はない。職種なんてものは、今あるものの7割が30年後には消えると言われている。「やりたいこと」なんて言っているうちに世間の仕事はどんどん変わっているのだ。「やりたい、やりたくない」を考えるのは自由だが、目の前の仕事を思い切りやって成長していければそれが一番いい。できることを1個でも増やしていけば、いつしかそれが自分の力になる。この本から何かを感じ取ってくれた若者たちに、ぜひ伝説を作ってもらいたい。就活はその土台作りに過ぎない。
「登れぬ山はあっても、登れぬ丘はない」「渡れぬ海はあっても、渡れぬ川はない」。無理なことをするのではなく、目の前のできることに全力で取り組むことで自分の道を切り開いてもらいたい。

 私も、多くの学生、若者の支援のためにもっと多くの受講生を受け入れられるよう、今後も前に進んでいきたいと思っている。もしこの本を読んで、興味を持たれた方、またはいろいろご意見があれば、hanzo.info@gmail.comまで遠慮なくご連絡いただければ幸いです。


 最後に、編集を担当していただいたPHP研究所新書出版部の木南勇二さん、編集の香川誠さんには、ご迷惑もかけましたし、大変お世話になりました。また、リクルートキャリアで私の仲間として、また独立後も支援してくれた、高橋謙太郎さん、細野真悟さん、高橋真知子さん、忙しい中プログラムの運営支援、本当にありがとうございました。そして私の講義録をまとめてくださった田中美砂さん、大変助かりました。この場をお借りして感謝申し上げます。

 そして、私の厳しく大変な講義についてきてくれた4人のみなさん、本当にありがとう。社会人としてこれから存分に活躍してください。


 2013年10
太田芳徳 
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