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(2021/11/26 追記)

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リーダーのための! ファシリテーションスキル
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2 最強チームを作り出す2つのスキル

『リーダーのための! ファシリテーションスキル』
[著]谷益美 [発行]すばる舎


読了目安時間:4分
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◆メンバーから「引き出して」「まとめる」



 ここで、皆さんリーダーに期待されるファシリテーションスキルとは何なのか、具体的に見ていきましょう。



 ファシリテーションとは、ひと言で言うと「促進すること」。メンバーの仕事、チームの仕事がやりやすいように、手助けする、というイメージです。そして手助けするスキルは、大きく2つに分類されます。



 まずは、「引き出す」です。

「引き出す」とは、働きかけて、隠れているものを表に出すこと。


 人はお互いに様々なものを引き出し合います。意見ややる気、目標、アイデア、才能、強み、といったポジティブなものから、妬みや不安、苛立ち、怒りや文句など、ネガティブなものが引き出されることも。



 できればポジティブなものだけを引き出したい。そう思う人も多いかもしれません。しかし、チームの力を最大化するためには、そのどちらも引き出すことが大切です。

「臭いものには蓋をする」方式のチームでは、問題が表面化せず対策が後手に回りがち。日常のやりとりから、会議やミーティングまで、様々な場面でメンバーに積極的に働きかけ、どんな意見も言えるし聞いてもらえる。そんな自由な発言の雰囲気と仕組みを作り出すことが、結果的に強くポジティブなチームの土台を作るのです。


 


 そして、引き出した後は「まとめる」です。

「まとめる」とは、ばらばらのものを集めてひとかたまりのものにすること。物事の筋道を立てて整えること。そして、互いの意思を一致させることです。


 私たちは、様々な方法でコミュニケーションを取り合っています。メールやFAXなど、後に残るものもありますが、対面での会話や電話など、後に記録が残らないやりとりも多いもの。「言った言わない」の揉め事が起きやすいのも、対話の「空中戦」の特徴です。



 ミーティングや会議など、複数のメンバーが集まる場を「空中戦」にしないために役に立つのがホワイトボード。引き出した意見や情報をみんなに見えるように書いておくことで、まずはみんなの視線がまとまります。ホワイトボードのようなツールをうまく使えば、多様な意見を素早くまとめることができるのです。


◆すべてはベストな「決断」のために


「引き出して、まとめる」のがファシリテーション。



 これらを効果的に行うための基本スタンスは、あくまで「中立」です。AやBといった異なる意見、チームの方針や方向性に対しての反論も、他の意見と同じく扱います。


「でもそれじゃ、チームは回らないよ!」



 そう思われるのもごもっとも。成果を出すことを常に求められるビジネスリーダーは、たとえメンバーから反対の声が上がったとしても、自らの判断を優先させねばならない場面があります。



 仕事の成否を左右しかねない局面で、リーダーが中立というわけにはいきません。メンバーから多様な意見を引き出してまとめるプロセスでは中立でも、最終的には、チームのために独自に決断しなくてはならないのです。そして、その決断した結果に責任を持つのもリーダーの役割です。



 リーダーの「決断(判断)」について、日産自動車CEOカルロス・ゴーン氏はこう言っています。


「リーダーは人の心の機微に、しっかり対応しなければいけません。ですが、その判断においては、合理性と理論を優先させなければならない。結果を出すと思えばこそ、部下はついてきてくれるのですから」



 人の心の機微に対応し、結果の出るより良い決断をするために、メンバーから「引き出し、まとめる」スキルはとても有効。



 ファシリテーションは、単なる会議の進行役のスキルではありません。チームを率いて成果を生み出す、リーダーシップの一つのスタイルであり、決断を担うリーダーのために欠かせない、重要なスキルなのです。


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