『本当にコワい? 食べものの正体』
[著]中川基
[発行]すばる舎
●鵜呑みにして大丈夫?
本書を読まれている方は、少なからず身近な食品に対して、安全なのかどうかという興味を持っているかと思います。
そして、おそらく書店では、本書のまわりに「砂糖は健康を蝕む白い悪魔」だの「グルタミン酸は心臓病リスクを上げる」といった、食品の根本からひっくり返りそうな煽り文句の本があったかと思います。
そういった本は、実際に統計データまで持ち出して、さも特定の物質が危険であるかのように書かれています。
それらは信じてもいいのでしょうか?
「そんなバカな」と思っていても、もっともらしい話を並べ立てられ、グラフや統計データがドンドン出されてしまうと、心は揺らぎ、不安な気持ちになってくるはずです。