人の期待に背くことが怖い
ストレスの最大の原因は、「こうしなければならない」と思い込むことである。
そうなれば、「もし、こうでなければどうしよう」と不安になる。
たとえば、講義を、「このように」しなければならないと思い込む。
すると、「こうできなければ」大変だと思う。
「こうできなければ」失敗であるとなれば、人は誰でも「失敗しはしないか?」と不安になるだろう。
失敗するとなにが起きるか。
まず「人の期待に応えられない」ということである。
小さい頃から人の期待に応えることで生きてきた従順な人は、ものすごくストレスが強い。自分自身の喜びの体験を味わわないで、人の期待に応えることだけで生きてきた従順な人は、人の期待に背くことが怖い。
それは、小さい頃から自分自身の喜びの体験を大切に生きてきた人には、想像もできないほどのストレスである。