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自信がなくても幸せになれる心理学 世界一優しい精神科医、コフートの人間関係講座
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生き方・教養
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自己愛は大切に

『自信がなくても幸せになれる心理学 世界一優しい精神科医、コフートの人間関係講座』
[著]和田秀樹 [発行]PHP研究所


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 コフートは、人間の行動のすべての原点は「自己愛」にあると考えました。


 人間とは「自己愛を満たすために行動する動物だ」と定義したのです。


 自己愛が満たされていれば、人は心を健康に保つことができるし、満たされていなければ、心の調子を崩してしまう。なぜなら、人間は自己愛を満たすために行動すると同時に、自己愛を傷つけられることを非常に恐れる動物でもあるからです。



 実際、本書を読んでいただければわかるとおり、人が喜んだり、安心を感じたりするのは、この「自己愛」が満たされたときだと言い換えられます。


 逆に、人が落ち込んだり怒ったりするのは、「自己愛」を傷つけられたときです。



 それぞれが自己愛をもった人間同士で一緒に暮らしているわけですから、当然、お互いに相手の自己愛を尊重するよう、注意が必要になります。


 この「自己愛理論」のインパクトが強かったため、コフートはしばしば「自己愛の心理学」を提唱した人物として紹介され、語られてきました。


 しかし、コフート理論のもっともすばらしいところ、特徴的なところは、自己愛にまつわる部分ではないと私は考えています。



 コフートの心理学がいまを生きる人のためになるというのは、「人にうまく依存できるようになることが、上手に生きていく秘訣である」と述べたところにあります。



 ここで、研究者としてのコフートの歩みを簡単に紹介しましょう。


 コフートがその生涯にわたって書き記した本は、三冊しかありません。ほかにも数冊の論文集と、シカゴの精神分析協会での講義をまとめた本がありますが、いわゆる著書として出版された本は三冊だけなのです。しかも三冊目の本は、コフートの死後、アーノルド・ゴールドバーグという人が、著書にするよう準備していた未発表の原稿を編集するかたちでつくったもので、コフート自身の筆によるものではありません。


 ともあれ、自著がたった三冊しかないコフートですが、大切な点は、一作目と二作目のあいだで、理論を大きくモデルチェンジしたところです。一作目は「自己愛の心理学」ともいうべき自身の理論でしたが、二作目では「自己の心理学」と呼び名を変えました。


 一見すると、「自己愛」が「自己」に変わっただけで、さほど大きな変化ではないようにも思えます。しかしじつは、これがとても重要な変化なのです。


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