『自信がなくても幸せになれる心理学 世界一優しい精神科医、コフートの人間関係講座』
[著]和田秀樹
[発行]PHP研究所
人間関係づくりにせよ、商品開発にせよ、共感することなく、相手の心理ニーズがわかった気になっているのは、うぬぼれにすぎません。
それに比べると、「自分は相手の気持ちを読むのが苦手だから、ちょっと注意しよう」という自信のない人のほうが、よっぽど「共感」に対する芽があると、私は思います。
コフート心理学を学ぶ方に繰り返しお伝えしたいことですが、コフート心理学を考えるとき、もっとも危険なのは、「相手は必ずこう思っているはず」「こう感じているに違いない」という思い込みです。