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サラリーマン・「自分らしさ」の見つけ方 仕事とお金で後悔しない100の知恵
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ビジネス
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1 モノ余りの時代はアイデアのある者が勝つ

『サラリーマン・「自分らしさ」の見つけ方 仕事とお金で後悔しない100の知恵』
[著]川北義則 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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 まずは「量から質の時代へ」というコンセプトについてだが、これは生産システムの転換を考えるとわかりやすい。

 バブルがはじけるまでの日本経済は、大量生産・大量消費の完全なる工業化社会であった。品質・価格・デザインである程度のレベルをクリアしたモノなら、つくりさえすれば何でも飛ぶように売れる時代だった。そんな大量生産・大量消費の時代における最も重要なテーマは、いかに効率よくモノをつくるか、であり、それを実現した者のみが勝者の栄冠を勝ち取ることが許された。流通の側面からいえば、いかに売れ筋商品を大量に仕入れることができるかが勝者と敗者の分水嶺となった。スーパーのダイエーが成功したのも、商品を大量に仕入れることで価格を下げるというノウハウを編み出したからで、それを見習って生産の効率化、流通の効率化に血眼になって努力する企業が続出したのはつい昨日のことだった。

 連日連夜の徹夜も何のその、それ行けドンドンとばかりにモノをつくったり買い集めたりする、いわゆる猛烈社員が有能な社員、仕事のできる社員として幅を利かせたのも、あるいはまた、和を大切にする横並び主義の日本的経営システムが最も効率的であると世界で評価されたのも、そういう時代背景を抜きには語れない。

 ところが、大量生産・大量消費の時代も永遠に続くわけではなく、いつか必ず終焉を告げるときがやってくる。モノを大量につくりつづけ、大量に売りつづけるのだから、やがてモノ余りの時代を迎えるのは道理であり、大量生産・大量消費から多品種・少量生産へと経済構造の転換を迫られるときがやってくるのは歴史の必然である。

 クルマもある、クーラーもある、ないモノといえば住宅ぐらい。その住宅も、少子化時代を迎えたいま、どんどん需要が減っている。今後はさらに拍車がかかり、価格もまだ安くなるだろう。極言すれば、欲しいモノ、なくては困るモノはもはや何一つないのだ。消費の多様化とはそのことをいっているわけで、少なくとも、全国の家庭が一斉に電気冷蔵庫やカラーテレビを買いに走るといった、かつてのような現象は二度と起こらないだろう。

 そういう時代への転換点、それがじつは、バブル崩壊と軌を一にしていたのだ。そのため、日本の経済構造が歴史的転換点を迎えていることに誰も気づかず、バブルの復活を夢見るばかりで新しい時代への対応が遅れ、ひいては平成大不況という泥沼に深くはまり込んでしまったのだ。それはともかく、これまでのように量や規模の拡大ばかりを考えていたら、時代から取り残されること必定である。

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