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プロの代筆屋による人の心を動かす魔法の文章術
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生き方・教養
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書くことを怖がらず、とにかく書けば上手くなる

『プロの代筆屋による人の心を動かす魔法の文章術』
[著]中島泰成 [発行]インプレス


読了目安時間:4分
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誰かと比べていませんか?


 小説やエッセイ、雑誌に新聞、テレビはもちろんインターネット上にまで、世の中には文章が溢れています。本屋さんに行けば、文章を書くことに関する本がたくさん置かれていますね。


 目にする文章を見て「こんな風に綺麗で格好良い文章が書けたらな」と憧れる一方で、「でも私には無理」なんて考えてしまう人が少なくありません。


 いつも誰かと比べてしまう。


 それこそが書くことを怖がり、書けなくしている原因です。


 綺麗で格好良い文章が書けないと恥ずかしい。その間違った情報をまずは消し去りましょう。


小説家みたいな文章を誰も期待していない


 夕陽が辺りを紅く輝かせていた。花や草木、動物たちは、一点を見つめて動かない。なにか神秘的な力に怯えているようにも見える。視線の先、草原に立つ一人の少女は黄金色の輝きを放っていた。頬を伝う一筋の光。夕陽に照らされた、彼女の美しい涙に、生きとし生けるもの全てが心を奪われていたのだ。



 この文章を読んで綺麗で格好良い文章だと思ったあなたは危険です。これは私が作った堅苦しくて読みにくい文章の典型です。堅苦しくて読みにくい文章は、伝わる文章とは言えません。少なくともあなたが書く必要のない文章です。そこに気付いてほしいのです。


 仕事や家庭、ライフワークで使用する文章は、小説とは違います。


 日常で使う文章に、演出や脚色や格好よさは必要ありません。

誰でも、楽しく自由に、わかりやすく書く。それが本来の「書く」という行為です。


 書くことは、自分の想いを形にして、誰かに伝わるから意味があります。読む人が理解できなければ意味がありません。


 書くとは、自分のために「書く行為」ではなく、相手へ向けて「書く好意」です。



 たとえば先ほどの文章も、



 夕陽の中、花や草木や動物は、じっと動きませんでした。泣いている女の子の涙が美しくて、見とれていたからです。


これで十分、読んだ人に伝わります。

「文章を書こう」と思った途端に、肩に力が入り、先ほどの変に堅苦しい文章を書こうとするのはなぜでしょうか?


 おそらく、子供のころ国語で習った堅苦しい文章の影響が大きいのでしょう。芥川龍之介や川端康成など、歴代の文豪たちが書いた有名な小説を意識するあまり、書くことに過剰反応しているのかもしれません。


とにかく書く


 それができたら苦労しない、という声が返ってきそうですね。


 しかし、どんな名医にも初めての手術があります。泳ぐには、プールに飛び込まないと始まりません。


 文豪たちも初めから文豪と呼ばれていたわけではないでしょう。書いたことはないけれど、とにかく書いてみた。始まりはそんなものです。


 文章を書くことだけにとどまらず、チャレンジしなければ何事も始まりません。書くことの苦手意識を取り払うには、書いて克服する以外にないのです。


 幸いにも、今は書く機会に恵まれています。


 原稿用紙に万年筆を携え、文章を書く候。なんて意気込まなくても、メモ、日記、ブログ、SNS、気軽に書くためのツールがたくさんあります。


 本書では、書き方の心構えやコツだけでなく、各章末に、あなたが思わず書きたくなるような書くための課題もいくつか紹介しています。


書き続けると上手くなる


 マラソンランナーをイメージしてください。1キロ、5キロ、10キロ、少しずつ距離を増やし、走り続けることによって、40キロメートル以上もの長距離を走れるようになるのです。


 書くことも同じです。書き始め、書き続けなければ、書く力(書くための基礎体力)が備わりません。書く力は、絵でいうところの下地です。伝わる文章という作品を書くために欠かせないデッサンです。



 書き続けると、以前に書いた文章を見て、無駄が多いことに気付けるようになれます。



 これは、私が書いた初めての代筆文の一文です。



 それでも、どうしてもあなたに会いたいのは、あなたを想う自分の気持ちに嘘がつけないからです。



 無駄な言葉や表現が多いんですね。


 こうするとわかりやすくなります。



 あなたに会いたいのは、自分の気持ちに嘘がつけないからです。



 私が考える伝わる文章とは、硬い小説のように捻った難解な文章ではありません。


 シンプルで読む人にストレートに伝わる文章です。


 書くことを怖がらず、書き続ければ必ず上手くなります。書く努力は、絶対にあなたを裏切りません。


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