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「ダメ!」を言わなければ子どもは伸びる 子育てがもっと楽になる本
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まえがき

『「ダメ!」を言わなければ子どもは伸びる 子育てがもっと楽になる本』
[著]親野智可等 [発行]PHP研究所


読了目安時間:4分
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 あるとき、私は知り合いの出産祝いを買うためにベビー用品の店に行きました。その日は大売り出しの最中とあって、たくさんの客で(にぎ)わっていました。

 大半は若い夫婦、または若い夫婦と子どもという組み合わせです。私のように一人でうろうろしている人はほとんどいませんでした。そこは、まさにいろいろな親子の見本市のようなところでした。

 私がお祝い品を選んでいたら、突然後ろのほうから「ダメ、ダメ、ダメ」というけたたましい声が聞こえてきました。私は、びっくりして振り返りました。

 それは、一人のお母さんが子どもを叱る声だったのです。6歳くらいの男の子が商品棚の上のガラガラを触っているのを見とがめて、その子のお母さんが叱りつけたのです。

 しばらくして、その子は今度は赤ちゃん用の小さい靴下を手に持って見はじめました。すると、また、お母さんが「ダメ、ダメ、ダメ。靴下、あんたに関係ないでしょ。まったく、うろちょろしないで大人しくしてなきゃダメでしょ」と叱りつけました。

 お父さんは、とくに何も言わずに、もう一人の小さな子どもを乗せたベビーカーを押しながらお母さんの後ろにくっついていました。もしかしたら、お父さんも子どもをかばうようなことを言ったりしたら、「ダメ、ダメ、ダメ」と言われるので黙っているのかもしれません。

 お父さんも一緒に子どもにダメダメ攻撃をするよりはマシだとは思いますが、見ていた私は「う〜ん」という感じでため息が出ました。

 しばらくして、私は買い物が終わったので、コーヒーを飲もうと喫茶コーナーに行きました。すると、そこには例の親子がテーブルを囲んでいました。

 そして、また、お母さんの「ダメ、ダメ、ダメ」の声が聞こえてきました。よく見ると、男の子が2段重ねのアイスクリームの上のひと(かたまり)を手で(つま)んで食べようとしていたのです。
「ダメ、ダメ、ダメ」
「だって、落っこちそうなんだもん」
「落とさないように食べなきゃダメでしょ」
「だって……」
「ダメ、ダメ、ダメ。そんなことしちゃダメでしょ!」
「あっ、落ちた」
「ダ〜メじゃんっ! だからダメって言ったのに」
「あ〜っ」
「早く拾って()かなきゃダメでしょ」
「あ〜っ」
「ほら、ほら、ほら、またあんたは落ち着いて食べないからダメなんじゃん」

 私はその男の子が気の毒になりました。家でも、このようなダメダメシャワーのダメダメ攻撃を受けているに違いありません。

 一日に何百回「ダメ」という言葉をぶつけられているか、わかりません。そして、そのことにお母さんはまったく無自覚なのです。

 このお母さんほどでなくても、すぐ「ダメ」という言葉を使ってしまう人はけっこういます。というのも、「ダメ」という言葉には汎用(はんよう)性があって、使いやすいからです。

 そういう人は「気をつけてね」と言えばいいところでも「ダメ」と言い、「持たないで見るだけだよ。上手に見てね」と言えばいいところも「ダメ」と言います。
「がんばってね」と言えばいいところで「がんばらなきゃダメだよ」と言い、「上手に書けたね」と言えばいいところで「いつもこれくらいに書かなきゃダメだよ」と言います。

 でも、言われるほうにとっては、これらはとても不愉快で嫌な言い方なのです。言葉で(たた)かれて攻撃されているようなものです。

 言っているほうは口癖のようになっていて、自分が「ダメ」という言葉を連発していることを自覚すらしていません。少しは気づいていたとしても、それが子どもにどのような影響を与えるかについて真剣に考えてみたことがないのだと思います。

 ところで、みなさんはいかがですか? このお母さんほどではないにしても、似たようなことをしている人は多いのではないでしょうか?

 少しでも心当たりのある方は、ぜひこの本をお読みください。この本を読めば二度とこういう言葉を発しなくてもすむようになります。

 そして、親子ともども安らかなゆったりした気持ちで明るく楽しく生活できるようになります。子どもも素直で優しくなり、やる気もわいてきて能力も伸びます。もちろん、親子関係も最高によくなります。

 この本では、そのための親の心構えと具体的な方法をたくさん紹介しています。この本はあなたの子育てと家庭教育に革命的な変化をもたらすはずです。読んだあとのあなたは確実に変わります。

 さあ、新しい世界に入っていきましょう。
親野智可等 
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