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笑う仕事術
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はじめに

『笑う仕事術』
[著]菅賢治 [発行]ワニブックス


読了目安時間:5分
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 はじめまして、TVプロデューサーの(すが)(けん)()です。


 少しまえまでは、「日本テレビの……」という肩書が付いていたのですが、それがなくなったことで、ちょっと落ち着かない感じとともに、肩の荷が取れてフッと軽くなったような感じも味わっている今日この頃です。


 皆さんにとっては、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』や『笑ってはいけない』シリーズに登場する“ガースー”といったほうが馴染みがあるかもしれませんね。


 そんなボクはこの3月、26年間勤めた日本テレビを退職しました。定年ですから、今年で60歳になります。


 ありがたいことに、ボクのことをダウンタウンのふたりと同じくらいの年齢だと思っている方も多いようで、いろんな方に「え、60歳なの!?」と驚かれています。


 ちなみに、ボクの名前をインターネットの検索サイトに入力すると、キーワードに「定年」が出てくると息子に教えてもらいました。ボクが会社を辞めることがニュースとして皆さんの関心を集めること自体、なんだか不思議な感じがします。


 さて、会社を辞めたボクが今どうしているかというと、フリープロデューサーとして仕事をしている、ということになります。


 今は港区に『ガースーエンターテインメント』という事務所を設立し、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』、『踊る!さんま()殿(てん)!!』の総監督のほか、ケータイの動画配信サイトBeeTVで『太田と上田』、『発掘!ブレイクネタ 芸人!芸人!!芸人!!!』のプロデュースを担当しています。


 そのほかにも、いろいろなことを企んでいる最中です。


 ボクは大学時代にプロを目指してバンド活動に熱中していましたが、卒業後はプロデビューを断念。その後、アメリカのサンディエゴに渡って半年ほどブラブラし、日本に戻ってきてからテレビ番組の制作会社に拾ってもらいました。そこではAD(アシスタントディレクター)からテレビ人生をスタートさせ、制作会社を替わってディレクターになり、そして33歳の時に日本テレビに中途採用されました。


 日本テレビでは、今でもかかわっている『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』、『踊る!さんま御殿!!』以外に、『恋のから騒ぎ』、『おしゃれカンケイ』など、バラエティを中心に多くの番組の制作に携わってきました。


 その中でボクは多くのことを学んできました。番組コンセプトや企画書の作り方、タイトルの付け方、プロデューサーとしての心得、出演者との付き合い方など、ボクが知っている経験則──まあ、失敗談がほとんどですけど(笑)、それらを全部、日本テレビ時代の仲間や部下、さらにはこれからテレビ業界に入ってくる学生などに話してから、この業界を去りたいと思っていました。


 会社で先輩たちからは、「『菅学校』みたいなの作って教えてあげたら?」というありがたい提案もありましたが、学校で教えてあげるような話ではありませんし、定期的に授業を行うというのは性に合いません。学校名が『ガースー黒光り学園』とかになると、ケツしばき隊も用意しなくてはならないので大変です(笑)。どちらかというと、「みんながいる前じゃ言えないけど、あの時こんな失敗してさ……」という感じで、飲み屋でバカ話をしながら伝えていきたいような話です。


 実際、ボクと番組をやっていた若い連中と、(めし)を食いながら「笑い」に関してのボクの失敗談、生の体験談を聞かせると、あっという間に番組作りが上手になっていきます。ただ、一緒に飲みにいける人数は限られるので、いつか本という形でまとめてみたいなとも思っていました。


 もちろん、まだこの業界から足を洗うつもりは毛頭ありませんが、このタイミングで、以前からお付き合いのあったワニブックスの横内正昭社長に「本を書いてみないか?」とお声がけしていただいたのも何かの縁です。


 自分の思うところをまとめておくにはいい機会だと思い、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』、『笑ってはいけない』シリーズ、『恋のから騒ぎ』、『踊る!さんま御殿!!』の制作秘話をメインに、テレビのプロデューサーとはいかなる職業なのか書かせていただきました。


 今、実際に番組を作っている人たちにとっては、ボクが30年以上かけて得た経験則をパッと一日で読めるわけですから、おこがましい言い方になってしまいますが、こんなにラッキーなことはないはずです。それは、これからテレビ業界を目指す人にとってもまったく同じことでしょう。


 さらには、違う業界で頑張っているサラリーマンやビジネスマンの方々にとっても、相通ずる話があるかもしれません。


 また、今はテレビに夢がないと言われていますが、この本を読めば、実はテレビにはまだまだ夢がたくさんあるということもおわかりいただけると思います。


 では、居酒屋でオヤジの口上を聞くような感じで構いませんから(笑)、肩の力を抜いて、ボクのテレビ屋としての半生をお楽しみください。


 本書が、仕事に悩むサラリーマンやビジネスマン、不振が続くテレビ業界、さらには元気のない日本全体への活性剤となれば、これに勝る喜びはございません。


菅 賢治 

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