『笑う仕事術』
[著]菅賢治
[発行]ワニブックス
最初の頃は、今みたいなビッグなゲストが出演するとか、バスの移動などはまったくありませんでした。今思うと視聴者に申し訳ないくらいです。
湯河原の時はハーレー軍団みたいなのがいて、藤原寛さん(当時のダウンタウンのチーフマネージャー)が旅館の女将の髪型のヘルメットかぶって、サイドカーに乗って登場するという仕掛けがありました。
そして、おばちゃん3号がヒッチハイクをやるみたいな企画はバカウケしたのですが、作家を大仕掛けの機械で吊り上げるという企画はまったくウケませんでした。ボクらは大仕掛けのものに気を取られるあまり、お笑いの本質が見えなくなっているというか、何をしたいのかよくわからなくなってしまったのです。