『笑う仕事術』
[著]菅賢治
[発行]ワニブックス
怒られたりけなされたりして伸びるヤツなんて基本的にいません。上の立場からすると、叱るのは簡単なことです。服装とかビジュアルで叱ることもできますから。でも、褒めるというのは実は難しいことです。
「オマエのこういうとこいいよね」
「いやいや、オレのそこを褒めます?」
みたいに、褒めるポイントを間違えて、「なんだよこいつ、オレのこと何も見てねえな」と思われるのが一番怖い。相手を理解していないと、とても褒めらません。
ボクの場合、相手のつたない作品や企画書でも、一瞬でも一行でもキラッとしているところがあれば、「ここいいじゃない」と褒めてあげます。