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会話の天才 − 自分を変える3つのスキル −
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生き方・教養
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第5章 ビジネス想定会話術

『会話の天才 − 自分を変える3つのスキル −』
[著]野地秩嘉 [発行]ワニブックス


読了目安時間:26分
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初対面の人と話すとき



 初対面の人と話すときは相手が誰であってもとても緊張します。


 逆に言えば、相手もやはり同じように緊張しているわけです。だからこそ相手に不信感を抱かせてはいけません。「変な人だな」と思わせるようなおかしな格好で会いに行ってはいけないのです。


 ビジネスであればやはりスーツを着ていく。ネクタイも吟味していく。ミッキーマウスやドナルドダックのついたネクタイをしてはいけない。そうして間違っても派手なシャツは着ないこと。白いシャツを着ていく。礼儀正しい服装を心がけることです。


 礼儀を守ることは、相手を安心させることにつながります。要するに、「あなたに会いに来た私は変な人間ではありません」と、宣言することなのです。


 ですから、持ち物も流行の最先端のもの、高級なものを持っていく必要はありません。これみよがしにエルメスやルイ・ヴィトンのバッグを持っていくのはビジネスマンとしておかしい。自分のセンスを主張することは初対面の人には、まったく必要ありません。


 相手が「ふつうの人である」と感じればそれで十分。あなた自身の個性は服やモノで表わすのではなく、相手が共感できる気持ちのいい会話で表わせばいいのです。


打ち合わせで話すとき



 ビジネスの場面で初対面の人と話すのは、仕事の打ち合わせがいちばん多いのではないでしょうか。


 そこでも、まずはビジネスマナーを守ることが最優先。約束の時間に遅れないことは当然ですが、会ったら自分の方から挨拶して「今日はお時間をいただきありがとうございます」といった感謝の気持ちを表明する。これだけでかなり印象が違います。


 初対面であれば、雑談はそこそこにしてさっと本題に入っていくほうが余計な緊張をしなくて済むと思います。


 何度か会っている人との打ち合わせでも基本は同じです。気心が知れた仲でも、ビジネスの場であれば冒頭の雑談はなくていい。すぐ用件に入るくせをつけておきたいものです。


 なぜなら相手がどのくらい忙しいかがわからないからです。気心が知れた仲であっても「今日は忙しいので手短にしてください」とは、言わないでしょう。


 雑談するとしたら、相手の様子を見て時間の余裕がありそうなときです。リラックスしていろいろ話をすればいい。


 難しく考える必要はありません。天気の話でいいのです。といっても、よく言われるようにただ「今日は天気がいいですね」などと、そのときの天気の状態を話すのではありません。


 雑談における天気の話で参考になるのは、カツサンドで有名な「まい泉」の店長(2013年当時)、山崎明希子さんの話です。


 山崎さんは食品売り場の激戦区、日本橋三越のデパ地下で猛烈な売り上げをあげた店長であり「デパ地下の女王」と呼ばれた販売員です。


 デパ地下では一流の店舗がしのぎを削っています。


 だからこそ各社ともにエキスパートを送り込んできているので、売上成績がいいのは当たり前。(ひい)()の客をもつ人も少なくありません。


 山崎さんはその丸い顔から、贔屓のお客さんに「ピーチちゃん」とニックネームをつけられるほどかわいがられていました。よほどの親和力がないとニックネームをつけられるようにはなりません。


 その山崎さんに取材をしたとき、彼女が販売するときに行う雑談は、天気の話だけだと言っていました。


 しかし、「今日は晴れてますね」とか「今日は曇ってますね」ではありません。感想ではない。


 雨が降っていたら「お足元の悪い日にありがとうございます」と言う。天気にかこつけてお客さんに感謝しているわけです。感謝をされて嫌な気分になる人はいません。むしろ最初から相手に好印象を抱かせることができるわけです。晴れていたら、「いい天気ですね。わざわざありがとうございます」とこれも感謝する。とにかく感謝です。


 そして、ビジネスの打ち合わせの場面でも同じことなのです。


 雨が降っていれば「お足元の悪い日にありがとうございます」。自分と会ってくれたことに感謝する。晴れていても「こんないいお天気なのに、わざわざすみません」と言う。「こんなに時間を割いていただいてありがとうございます」──と。


 天気の話ですけれど、時間を割いてくれたことに感謝するのが打ち合わせの場での雑談なのです。一言言えばもう十分。相手に「この人は感謝してくれているんだな」と伝わればそれでいいのです。


 天気の話(感謝の話)が終わったらすぐ用件に入ること。それ以上の余計な話は必要ありません。相手から何か聞かれたら話をすればいいだけです。


 相手も忙しい。こちらから率先して早く打ち合わせを終え、早く帰って仕事を片づける。

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