『子どもを救う・守る・死なせない☆必須教科書 『いじめ』は2学期からひどくなる!』
[著]佳川奈未
[発行]ゴマブックス
たったひとりでいい! 自分をわかってくれる存在があれば人は救われる
いじめを受けていても、わたしが死なずにすんだのは、もしかしたら、悲惨な中でも、心のよりどころとなるような、一筋の光を、それなりにつかめたからかもしれません。未来への希望を持つということを、知ったからかもしれません。
人は、たったひとりでも、自分のことをわかってくれる人に出逢えたなら、生きる勇気を取り戻すことができ、たとえ、辛い現実の中にいても、泣きながらでも、なんとか生きようとするものです。
わかってくれる人は、100人も必要ないのです。たったひとりで、充分な力をくれることがあるものです。