◆「できていない自分」を感じたとき
多くの人にとって、「忙しい病」は、気づけばかかっていた、というものなのですが、「忙しい病」がいつ発症したかを特定できる人たちもいます。
それは、自分ができていないことを誰かから叱責されたり、自己啓発本やセミナーで「このままではだめだ!」と衝撃を受けたり、できの良い同僚や同世代の人を見て衝撃を受けたりしたときです。
人間の心身は、突然の衝撃を受けると、特徴的な反応をします。衝撃は心を傷つけますから、自己防御能力を持った心は「もう傷つきたくない」モードに入ります。
自分に何かが「足りなかった」ために衝撃を受けたわけですから、視線が向かう先は当然、「自分にはまだ足りないところがあるのではないか」ということ。