◆ノーが言えないから、忙しくなる
「忙しい病」を治していくためには、メリハリをつけること、ということを見てきましたが、メリハリをつけるためには、優先順位の低いものを断っていくことが必要です。ノーが言えないために「忙しい病」を抱え込んでいる人は決して少なくないのです。
断られる、というのは、相手にとっては拒絶される体験ともなり得ます。ですから、人間関係を損ねないように、「上手な断り方」をする必要があります。
「きっぱりノーが言える」というのはなぜか最近「できる人」になるための要件のようにもてはやされていますが、ノーが言えないのは人間としてある程度当然のことですね。