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ヤセたければ走るな、食べろ! − みるみる腹が凹むズルい食べグセ −
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くらし
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Q31.主食を抜けば抜くほど?

『ヤセたければ走るな、食べろ! − みるみる腹が凹むズルい食べグセ −』
[著]森拓郎 [発行]ワニブックス


読了目安時間:4分
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A ゆっくりと太っていく


「主食は抜けば抜くほどヤセる」。流行の糖質制限食をこのように自己流に解釈し実践している人はいませんか。


 そのような人は、たとえ一時的に目覚ましくヤセたとしても「なぜかリバウンドした」「前より太った」というような残念な結果を迎えているはずです。


 たしかに本書では夕食の1回は糖質制限を推奨しています。つまり主食ナシをお勧めしているわけですが、それは1日1回で十分です。


 厳格な糖質制限の考え方では「主食=悪」という考え方が成り立つことでしょう。その結果「米もパンも麺も主食は全部、悪なのか」と早合点してしまう人がいてもおかしくありません。


 しかし、糖尿病等の治療目的で主食を抜くのであればともかく、ヤセることを目的としている人が突然「主食を全部抜く」という方法には、大きな危険がつきまといます。特に飽きっぽい人や、挫折をしやすいという人ほど、早期に結果を求めるあまり、「短期集中型でヤセよう」と、過激な食事法を実践しがちだからです。

「短期集中」というと聞こえはよいですが、リバウンドの可能性は一層高くなります。無理のない計画を立てて、できれば長期にわたって持続できるような食事法、つまり正しい食べグセへとシフトしていくことが理想的です。


 また「主食を抜いている」という人にありがちなのが、「お菓子をよく食べる」というパターンです。チョコレート、せんべい、まんじゅう、スナック菓子……。

「自分の意志で購入しているわけではないけれど、職場の共有スペースに置いてあって、残業の時などついつい食べ過ぎてしまう」「よく土産として甘いものが配られるため、食べざるをえない」


 こんな恨み節もよく耳にしますが、スルーしたり、実際には口にしないなどうまくかわすことはできるはずです。そうでないと、主食を抜いている意味がありません。


 主食を抜いている空腹感から、お菓子に手が伸びているのであれば、本末転倒です。お菓子をおやつや軽食として摂るくらいなら、「お菓子ゼロ、食事の際にはお米を少し食べる」という方がはるかに健全です。


 なぜ私がこのように警鐘を鳴らすのかというと「すきっ腹にお菓子を食べる」という食べ方が最悪だからです。


 お菓子というのは、たいていが高GI食品(GIは食後血糖値の上昇度を示す指標)です。食べた直後に血糖値をドカンと上げてしまいます。つまり、すきっ腹に高GI食品を摂ると、血糖値が急上昇し、太りやすくむくみやすい体を作っていることになるのです。ヤセるどころの話ではありません。


 ほかにも、不思議な理由を盾にして、主食を抜きながら、それ以外の糖質に依存している人が多くいます。

「ごはんよりポテトチップスの方が重量が軽いから太らないはず」

「甘みのあるドリンクがやめられません。でもドリンクは液体だから、脂肪にならないはずですよね」


 このように自己流のトンデモ説を主張するのは、男性に多く見られる傾向です。これらは一見筋が通っているように思えるかもしれませんが、全くのナンセンスです。


 食べ物は胃や腸で消化分解されると、目に見えない分子のレベルまで小さくなります。食べ物は、その形や重さよりも成分こそが重要なのです。

「主食を抜いてお菓子ばかり食べているが、体重が減らない」という人がいます。その原因はおそらくむくみでしょう。糖質は、体内で水分と結合しやすいため、糖質を摂り過ぎるとむくみやすくなるのです。


 脂肪の問題というより、むくみのせいで太って見えたり、体重が減らないという可能性もあります。


 さらに悪いケースで言うと、「主食を抜いて、その代わりに小腹が空いたらお菓子を食べる」という行動を繰り返していると、結果的に血糖値が上昇し続けるため、それを下げるためのインスリンが出続けることになり、全くヤセないという事態にもなりかねません。


 もし「お菓子を食べる癖がやめられない」という場合、「お菓子を欲しい」と思わないくらい食事を増やしてしっかり食べることをお勧めします。ごはんなどの主食を抜くことで、かえって逆効果になっていることに気付き、早めに対処することが必要です。

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