『天才たちの流儀 いつもの自分から抜け出す22のヒント』
[著]テリー伊藤
[発行]PHP研究所
「構えない」でいられる凄さ
人間、だれしも、「この人には一生、かなわないなあ」と感じる人がいるはずだ。私にとって、それが徳光和夫だ。
徳光さんが日テレのアナウンサーだったころから、いろんな番組で一緒に仕事をしたり、巨人ファン同士、お互いに顔を合わせてペナントレースの行く末を案じたり、ずっと彼の人となりに接してきたが、いつも「この人にだけは勝てないなあ」と思う。
それを再認識したのが、07年から08年にかけて放送された『オジサンズ11』という番組だった。タイトルどおり、毎回、11人のオジサンたちが出てきてフリートークを展開する番組だったが、この顔ぶれがおもしろい。
徳光和夫さん、小倉智昭さん、福留功男さん、山中秀樹さん、鈴木史朗さん、露木茂さん、薬丸裕英さん、生島ヒロシさん……。