『「ドラえもん」に学ぶ ダメな人の伸ばし方』
[著]小林奨
[発行]彩図社
~「ぼくの生まれた日」(てんとう虫コミックス2巻)より~
なぜかグズグズしていて、まるでこちらが怒るのを待っているんじゃないかと思うような人がいます。実はそんな行動は、幼少期からの交流パターンが原因で起きているのかもしれません。どんな感情を持てば、相手はより良い方向に育つのか。その方法をみてみましょう。
毎日毎日、勉強しろと同じことばかり言うお母さんに対して、のび太君は反発しました。
「じゃあ、ほっとけば自分からやる?」
ママがそう聞くと、のび太君は「もちろんです!!」と答えます。
しかし、直後に(よせばいいのに)両親の前でこれから遊びに行くと宣言したのび太君。当然ですが、パパとママは一緒に叱りつけました(そもそも両親が一緒になって叱ると、子どもの感情の行き場がなくなるので、教育心理学的によくないのですが……)。