『「ドラえもん」に学ぶ ダメな人の伸ばし方』
[著]小林奨
[発行]彩図社
~「ミチビキエンゼル」(てんとう虫コミックス3巻)より~
仕事上の重要なことならばともかく、どうでもいいようなことにまで口出しをされると、嫌な気分になるものです。余計なことにまで口を出してくるお節介なタイプと接する際は、相手が持つ「支配欲求」を満たしたうえで、「好意の互換性」の原理を使うと、うまくいくことがあります。
「ハクション!」
その声の主はドラえもん。信じられないことですが、ドラえもんは風邪を引いてしまったようです。
ドラえもんはのび太君から「重大な問題」が生じたと呼び出されていました。
指定された交差点に行くと、道の真ん中でのび太君がなにやら考え込んでいました。なにがあったのか尋ねると、「明日はテストがあるけれども、いまからしずかちゃんに遊びに誘われている。