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京都花街の芸舞妓は知っている 掴むひと 逃すひと
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はじめに

『京都花街の芸舞妓は知っている 掴むひと 逃すひと』
[著]竹由喜美子 [発行]すばる舎


読了目安時間:3分
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 生まれも育ちも京都です。一四歳のとき舞妓になる意思を固め、中学卒業とともに京都五花街のひとつ、(ぽん)()(ちょう)の屋方(置屋)でお世話になり、一六歳で舞妓として見世出し、およそ五年を経て襟替えし芸妓にと、都合一一年あまり、京都花街で芸舞妓をつとめさせていただきました。そして、その間に数多くのお客様に接し、そのお人柄に触れさせていただきました。



 花街のお座敷にあがられるお客様というのは、社会的な地位を得られ、財もなしておられるかたがたですが、そうなられたのは、ひととしての豊かさとでもいうのでしょうか、人心や成功や幸運を掴む何かをおもちだったからだと、つくづく思わされたものでした。


 京都花街と、せいぜいその周辺の世界しか知らないわたしが、皆様に何かを申せる立場にないことは重々承知しておりますが、お客様がたから教わり、また感じとったことをお伝えすれば、何かしら皆様にお役立ていただけるのではないかと、筆をとらせていただいたのが本書です。


 ひとの気持ちや成功に至るチャンスを掴むのは、「いきなりプールに突き落とされるようなもの」ではないかと思います。

「掴む」チャンスは、いつかかならず誰にも訪れるものでしょう。ただ、「いつ」「どんなかたち」でもたらされるかは選べないようです。こちらが求めるタイミングでも、望むかたちで、もたらされるものでもないため、それと気づかずに見送ってしまったり、自分の力量や自信、時間のなさから棒に振ってしまったりするのです。「チャンスの女神には前髪しかない」といわれるように、過ぎ去ってから「あぁ、あのときがそうだったのか」と思い返すこともあるでしょう。


 体と心の準備ができていなければ、しっかりと掴むことはできませんし、掴めたとしても水中でもがくことになりかねないと思うのです。いつでも受け入れ可能な態勢であってこそ、あわてず臆することなく目差すところまで泳ぎきることができるのではないでしょうか。



 不断の準備運動を怠らないようにしておくのが「掴む」条件になろうかと思います。それは、日々を丁寧に生き、時間と心に余裕をもち、かつ仕事のクオリティは高く保ち、ひとには誠意をもって向き合い、自分を向上させる努力を怠らない、といったことにほかならないと思うのですが、本書では、それらを日々実践するための手がかりとなるよう、こまやかに、具体的にお示ししたつもりです。

「掴むチャンス」に恵まれる機会を増やし、また、いつそのチャンスに遭遇しても泳ぎきることができるコツのようなものを、わたしなりの体験と理解からまとめさせていただきました。


 お目だるいところも多々あるかとは思いますが、皆様それぞれがお望みのものを掴まれる一助となりましたなら、幸いにございます。



 なお、本書は四つの章で構成されており、それぞれ「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」としております。現在の京都市街にあたる平安京は、中国で定められた四つの方角を司る神を意識してつくられたとの説にあやかったものです。青龍は東で、季節は春、人生においては青春(若年)を意味します。朱雀は夏、朱夏(壮年)、白虎は西、秋、白秋(熟年)、玄武は冬、玄冬(老年)です。皆様によき巡りがあればと冠してみたしだいです。


竹由喜美子 

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