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生き方・教養
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「事実は真実の敵だ!」

『ことばのセンス』
[著]楠本憲吉 [発行]PHP研究所


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 一体、ことばというのは、もともと非感覚なもので、非常に冷たいものである。それが人の才知を通して用いられ、口から発せられて、はじめて血の通ったものになるわけである。言葉は全人格だと称されている所以であろう。


 同じ用いるなら、いつでも、どこでも、誰にでも生きた言葉を用いたいものだ。生きた言葉とは、すなわち「まことの言葉」ということである。


 「まことの言葉」とはいっても、単なる真実ということではない。たとえば化粧品メーカーが、「○○クリームをお使いになりますと、見違えるようなお肌になります」


 といったのでは噓になるからといって、


 「お肌によりましては、いくら○○クリームをお使いになりましても、見違えるようなお肌にならないこともございます」


 といったのでは、確かに真実で、良心的な訴えかけではあっても、決して生きた訴えかけではないようなものである。


 「物もいいよう」とか「噓も方便」とかいう言葉があるが、生きた言葉というのは、ことと次第、ときと場合によっては、真実をひたかくしにしたり、あるいは真実を乗り越えた表現をするところから生じることも、まず心得ておくべきであろう。

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