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最強!の毛髪再生医療 − 豊かな髪と再び出会える本 −
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はじめに

『最強!の毛髪再生医療 − 豊かな髪と再び出会える本 −』
[著]荒浪暁彦 [発行]ワニブックス


読了目安時間:5分
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 どんな美男美女でも、髪が薄ければ顔がボヤけてしまいます。また逆に、美男美女とまではいかなくても、髪型次第でかなり美形に見えることもあります。


 毛髪というのは、人の顔の輪郭を整える最重要の要素なのです


 私の知り合いの皮膚科医がストレスで薄毛になり、初めて患者さんの苦悩がわかったと言っていましたが、特に若い方の場合は大きなストレスになるようですし、実はカツラも着用し続ける限りお金がかかります。また、何より自毛を痛めてしまいます。


 男性のみでなく、女性の薄毛も増えていますが、「髪は女の命」と表現されるように、美の意識が高い女性にとっても薄毛は大きな悩みとなります。


 皮膚科医になった私のもとには、肌に悩む方が多く訪れ、根本的に体質を改善する漢方薬を治療に取り入れてから、「アトピーの名医」としてメディアに取り上げられることも珍しくなくなりました。実際、アトピー、ニキビ、(はく)(はん)(皮膚の一部分が白く抜けてしまう皮膚病)などは、いろいろと試行錯誤を重ねることで、安心・安全な治療を実現してきました。


 しかし、皮膚科医にとって最も無力だった症状が薄毛治療でした。薄毛に悩んで当院に足を運ぶ方もたくさんいらっしゃったのですが、正直な話、薄毛治療に関しては効果的な手段がなかったのです。


 それでもなんとかできないものか、副作用のない治療はないものか、西洋医学が無理なら東洋医学はどうだろうかと思い、私は漢方治療を薄毛にも実践しました。


 漢方治療は、簡単に言うと、人間の体は()(自律神経系)、(けつ)(ホルモン系)、(すい)(免疫機能)がバランス良く機能していれば健康でいられ、アンバランスになると病気になるという概念から、「気・血・水を整える」ことを目的にしています。漢方薬でそれらを整えて本来の健康体に戻し、自然に病気も治そうという治療法です。


 薄毛も遺伝的要素はあるにせよ、ストレスや体の不調も重要な悪化因子になります。特に女性の薄毛が年々増加していますが、社会進出によるストレスはもちろん、とりわけ、不規則な生活リズムや睡眠不足などによるホルモンバランスや自律神経バランスの崩れが、毛髪、頭皮に多大な悪影響を与えていると思われます。そのような不健康な状態に起因する薄毛の場合、漢方治療が効果的であることがわかってきました。また最近では、腸内細菌が自律神経に影響を及ぼすことも明らかになってきましたが、漢方薬が腸内の善玉菌を増やすことは以前からわかっていたことです。


 結果として、「漢方薬」という手段を得た私は、最新皮膚科学治療と組み合わせることで、成果が出る薄毛治療を実践できるようになったのです。


 それでも、まったく歯が立たない薄毛もありました。それは、遺伝的要素の強い薄毛です。いくら体が健康でも、ストレスがない生活を送っていても、遺伝で薄毛になってしまう方には漢方治療もほぼ無力で、相変わらず打つ手なしでした。


 ところが、本書で詳しく述べますが、11年ほど前に皮膚科医が誠実に薄毛治療に取り組める『プロペシア(フィナステリド)』という男性型脱毛症用薬(AGA治療薬)がついに出現しました。薄毛の原因となり得る男性ホルモンの悪い影響を阻害するこの薬で、どうにか抜け毛を防ぐことはできるようになりました。


 その後、皆さんもテレビのコマーシャルなどでご存じの育毛剤『リアップ』の成分である『ミノキシジル』が出現し、薄毛治療にさらなる光が差し込みました。特に内服薬はかなりの効果があることから、美容外科を中心に急速に普及しましたが、今では強い副作用が問題となっています。


 皮膚科領域では、かなり前から(ばい)(よう)技術による人工皮膚の製造は可能になっていますが、毛髪の再生培養はいまだ不可能です。毛髪がつくられる過程にはかなり複雑な因子が絡んでいるからです。それでも再生医療の目覚ましい発展により、毛髪をつくる成長因子を毛根に注入することによる発毛が可能になりました。


 これまでさまざまな成長因子がつくられましたが、昨年まで効果が一番高いと思われていたのが『HARG(ハーグ)カクテル』という成長因子で、その治療法を『HARG(以下、ハーグ)療法』といいます。私もさっそく導入しましたが、正直なところ、効果は人によりマチマチでした。


 そんな中、2016年10月より新たに『機能性ペプチド(ヘアフィラー)療法』(本書では以下、『ヘアフィラー療法』と記します)が登場しました。毛髪を再生するためには、血流を改善したり、毛母細胞を元気にしたりするのみでなく、発毛を阻害する因子を排除しなければなりません。


 医療の進歩により、発毛阻害因子を排除するほか、さまざまな働きを持つ機能性ペプチドタンパクが発見され、それを毛根に注入することにより、今までにない発毛効果を得ることができるようになったのです。


 しかしながら、このような再生医療技術による治療をするにせよ、発毛効果をさらに高めるためには、やはり体を健康な状態に保つことが重要になります


 私は、体を健康に保つために最高の医療である漢方薬と最新発毛医療であるヘアフィラー療法のふたつの手段を駆使することにより、どんな発毛治療法にも負けない治療を提供できるようになったと確信しましたし、医学的根拠に基づいて誠実に発毛治療を発信できるに至ったと考え、この本を書くことにしました。


 世の中には、非科学的な商品や悪徳エステなどが氾濫しています。今、薄毛に苦しんでいる方々へ、希望の光が差し込むことを願ってやみません。


あらなみクリニック総院長 荒浪暁彦


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