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ファストフードの恐ろしい話
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エンタメ
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『ファストフードの恐ろしい話』
[著]剣崎次郎 [発行]彩図社


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 ファストフード店が日本に登場したのは、今から約40年前のことだ。当時は、「日本人はハンバーガーなんて食べない! あんな店は3日で潰れるよ」と誰もが思っていた。だが月日が経ってみれば周知の通り、ファストフードはとても身近な存在になっている。


 2007年に行われたとあるアンケートでは、日本国民の実に97パーセントがファストフード店を利用しているという結果が出ており、もはや国民食と言っても過言ではない。最初は見向きもされなかったハンバーガーが、若年層を中心に広まり始める。やがて彼らが父となり母となって、今度は自分達の子どもにファストフードを与えるようになる。人の味覚は12歳頃に食べたものを一番好む傾向があると言うから、今後ますますファストフード人口が増えることは間違いないだろう。


 最近はハンバーガーだけにとらわれず、おにぎりや菓子パンなど、さまざまな商品を販売したり、24時間営業で多くのニーズに応えることで、ファストフードが飲食業界においてモンスター的人気を勝ち得た。


 しかしそんな人気の裏では、本書でも紹介したように、床に落ちた食材をそのまま使っていたり、賞味期限切れの商品を売っていたりと、飲食店にあるまじき問題を次から次へと起こしている。品質が落ちることやお客様の安全を二の次にして、利益を追求する店が増えてしまったのである。


 厨房の裏で何が行われているかを知らないお客様は、「安くておいしいから」と何度も店に通ってくれる。さらに忙しくなった店は、「忙しいから」「どうせ客は気づかないから」などと言って作業をおろそかにする。これは驕り以外の何物でもない。


 ファストフード店が登場した当時、店員はみなサービスのクオリティを上げようと、自発的に動いていた。「こんなもの食べないよ」と冷遇されていた影響もあるのだろう、日本の食生活に新風を巻き起こそうと一生懸命だった。


 あれから40年。人気を不動のものにした現在のファストフード業界に求められること、それは真心のこもったサービスと、安心でおいしい商品の提供、これに尽きると思う。これらを実践できる店だけが、これから先生き残っていけることだろう。そこにいけば何か楽しいことがある、そんな店づくりを私は願うばかりである。


 最後に、本書の執筆に協力していただいた『タクシー裏物語』著者である伊勢正義氏、本書の担当編集氏と編集長、本当にありがとうございました。


2008年 8月 剣崎 次郎

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