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(2021/11/26 追記)

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わかりやすい家族への信託
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くらし
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【08】話はすんなり進まない。ほかの方法は検討できないか?

『わかりやすい家族への信託』
[著]酒井俊行 [発行]すばる舎


読了目安時間:15分
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 代々続く地主の家系に生まれた賢一さんは、自分もそうだったように「将来、長男の裕基さんに資産を引き継いでもらいたい」という希望を持っています。


 ところが、長男の裕基さんは、オランダを拠点にするフリーランスのプロカメラマンで、最近ようやく個展を開けるようになるなど、カメラマンとして仕事ができるようになってきたところでした。そんな裕基さんは、「ヨーロッパで仕事を続けたいので、日本に帰国することは考えていない」という気持ちを持っています。


 そのため、「裕基さんに帰国してもらって財産を管理し、親から引き継いだ資産を長男である裕基さんに承継させたい」という賢一さんの希望を叶えることは難しいということがわかりました。


 家族信託は家族の協力がないと成立させるのは難しいため、第三者に手数料を支払って財産の管理、運用を委ねるという方法もありますので、その選択肢について賢一さんは知りたいと思われたようです。


 次男の幸司さんもいらっしゃいますので、家族信託の選択肢を棄てることはありませんが、「もし家族信託以外の方法を利用したらどうなるか」ということについて、私に説明を求められたのです。


◆家族信託を使わない方法① 成年後見



 認知症対策を何も行わずに賢一さんが認知症になってしまった場合、賢一さん名義の財産、具体的には定期預金を解約したり、株式や投資信託を売却したり処分することが難しくなります。


 賢一さんは資産運用のためにアパートを所有していますが、判断能力が低下してしまうと法律行為が認められなくなってしまいますので、新たに入居者を入れるための賃貸借契約もできなくなると考えられます。


 成年後見制度を利用すれば、賢一さんに代わって成年後見人がアパートの賃貸借契約を締結できますが、成年後見人をつけたとしても、アパートの大規模な修繕や建替えなどをすることは難しいでしょう。

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