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殺される患者、生かされる患者 100点の治療を受ける方法
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はじめに

『殺される患者、生かされる患者 100点の治療を受ける方法』
[著]児玉知之 [発行]ワニブックス


読了目安時間:3分
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 日本は世界に誇る長寿大国です。


 2015年現在、日本人の平均寿命は女性約86歳、男性約80歳。女性は世界1位、男性は世界3位です。日本人の感覚では当たり前のように感じがちですが、日本のように人口1億人を超える大国でこのような長寿を実現した国は地球の歴史上、いまだかつてありません。世界は日本人を(せん)(ぼう)(まな)()しで見ています。



 こうした夢のような社会を実現した背景には、経済発展に伴い栄養や衛生状態が改善したことや、世界トップクラスの治安の良さなど、さまざまな要因があります。


 ただなんといっても最大の理由は、「世界最高水準の医療を、だれでも気軽に享受する機会が与えられている」という、日本の社会保障制度の存在でしょう。とくに国民皆保険制度や生活保護制度などが機能してきたことが大きいと思われます。


 ただし、「平等なのか。じゃあ安心だ」と早合点してはいけません。


 日本人に平等に与えられているのは、優れた医療を受ける「機会」だけです。実際に国民全員が最高位のサービスを受けているわけではないのです。



 私は現役の医師です。


 その医師から見て、せっかく優れた医療を受ける機会があるにもかかわらず、その活用方法を知らないばかりにみすみすその機会を逃している患者さんがとても多いのです。逆に、機会を確実につかみ、最大限のサービスを享受している患者さんもいます。


 これが本書のいささか刺激的なタイトルに使われている、「殺される患者」と「生かされる患者」との決定的な違いです。


 その違いを(ひも)()く鍵は、「医療はサービス業であってサービス業ではない」という特殊な世界だということです。


 一般的に飲食や宿泊サービスであれば、支払った金銭に応じたサービスを受けられます。しかし、同じくサービス業に分類されることもある医療には、それは当てはまりません。いくら高いお金を払っても、最終的には患者さんの行動や態度によって引き出せるサービスの質が大きく変わってくるのです。


 富裕層にとっては由々しき問題でしょうが、経済的にゆとりのない人にとってはむしろ朗報なはずです。コツさえ理解していれば富裕層よりも低い負担で、より良い医療サービスを受けられる可能性が高いわけですからね。



 本書では、そんな医療の現場においてサービスを提供する側にいる筆者が、経験上導き出した「こういうことをすると確実に損をする・得をする」というトピックを解説していきます。


 また、より理解度を高めるために患者さんと医師とのやり取りを随所に入れつつ、「実は医師はこのように考えている」という医師の知られざる本音を書いてみました。きっと皆さんのお役に立てると信じています。


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