『『愛する人』と結ばれる女性、結ばれない女性』
[著]井上敬一
[著] 中島孝志
[発行]ゴマブックス
最初に、復縁に取り組む際の原理原則を伝授します。それぞれ5項目の「ルール」と「マインド(心構え)」を常に意識するように心がけてください。このルールとマインドを踏まえた上で、第2章では具体的な復縁の手順を説明します。
5つのルール
1.あなたは何も変わらなくていい
2.怯えている彼を安心させる
3.感謝の内容ならしつこくメールしてもいい
4.男友達5人を練習台にする
5.白黒はハッキリさせない
1.あなたは何も変わらなくていい
復縁を願うあまり、女性は彼に対し「私が悪かったところを全部直すから」という発言をすることが多々あります。これを読んでいるあなたにも心当たりがあるかもしれません。彼のことを思うがゆえの言葉なのかもしれませんが、この発言は、復縁を遠ざける言葉です。
「何度もそう言われてきたのに、直るはずがない」と思われるだけなのです。女性が彼にすがりつくことにより、二人の間に上下関係ができることも男性は嫌がります。男性はそういった自分の気持ちを細かく伝えることはしないので、「そんなことしなくていい」と一言で片付けてしまいますが、その裏にはこういった気持ちが含まれているのです。
失恋によって傷ついているあなたに最初に伝えたいのは、彼に振られ、失恋したからといって、あなた自身は何も変わる必要はないということです。
「自分のどこが悪かったのだろう」と考えがちですが、そういった思考回路は断ち切ってください。「私が悪かったんだ」と繰り返し考えることは、自分を自分で傷つけることにつながります。あなたはそのままでいいのです。自分を変えようと考える必要は全くありません。
私が変わらなければと思い過ぎると行動ができなくなります。自分が悪いと反省する時間があるなら、彼の気持ちの理解に時間を費やすほうがよほど解決に近づくのです。
2.怯えている彼を安心させる
復縁で重要なのは相手に安心感を与えることです。彼に振られた後、再び彼と連絡を取ることは、女性にとって勇気が必要なことかもしれません。ときには、強い恐れを感じることだと思います。
しかし実際は、あなた以上に彼の方が怯えている場合がほとんどだということを理解してください。