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要領のいい人・悪い人 「ウマイことやる」生き方のコツ
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生き方・教養
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まずは「王出しゲーム」で体験学習

『要領のいい人・悪い人 「ウマイことやる」生き方のコツ』
[著]中山正和 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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 先日、ある温泉へ行ったときに土産物屋で小さな「ゲーム」盤をみつけました。ご存じの方もあろうかと思いますが、第1図のようなものです。いわく、「QUEENとJACKが不倫を致しましてKINGを追い出そうと企みました。出せますか?」──名付けて「王出しゲーム」(追ん出しゲーム)


 要するに、コマを順次動かして、中央にあるKINGを下の矢印から枠の外に出せ(白い所はコマがない空きスペース)というもので、たいしたことはないようなアソビですが、これが意外にむずかしい。成功するまでに一時間以上もかかってしまいました。面白いのは、一度できたからといって二度目に多少とも「要領」が分かるかというとそんなことはない。一度目にどういうふうにコマを動かしたかを、もう忘れてしまっているのです。なにかルールがあるだろうと思うのですが、それがつかめません。ちょうど、社長から「こういう仕事をやれ」と命令されたが、そのやり方が皆目わからないようなもので、目的とする状態だけははっきりしているのです。「とにかく、そういう状態ができればいい。やり方は問わん」ということで、これは技術的「発明」と同じなのです。


 そこで、「要領」ということを考えるためにこのゲームを使ってみようと思い立ちました。KINGを枠の外に引っ張り出す「要領」はいかにして「会得」できるか? そのことはわれわれの「仕事」の上では何を意味するのか? 発明のときによく使う「アナロジー」の技法です。もちろん「会得」するということはアタマだけで理解することではありません。「要領をつかむ」というのもアタマだけの働きではないことがよく分かります。


 第1図のゲーム盤はデパートなどで売っているかもしれませんが(ただし「王出しゲーム」というのは私が勝手につけた名前ですから町では通用しません)、簡単なものですからボール紙を切り抜いてもいいし、木の板を切れば本物と同じものができます。もちろん絵やマークをつける必要はありません。「要領」というものを会得するのに、まず体験学習をしようということですから、是非いっしょにやってみていただきたいのです。


 碁や将棋の名人は相手の打ってくる手(将棋では指してくると言いますが)を先へ先へと読んでしまうといいます。どのくらい先が読めるかというのは「直観」がモノをいうと聞きましたが、このゲームでは相手がありませんから、こういう直観はあまり重要ではないようです。


 さて、はじめは、「要領」が分かりませんから「なんとかなるだろう」ということで、とにかくやってみます。どのコマから手をつけるかは「直観」に拠っていることに注意してください。


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