『要領のいい人・悪い人 「ウマイことやる」生き方のコツ』
[著]中山正和
[発行]PHP研究所
目的・目標を実現するためにはいろいろのやり方があります。仕事は「要領よく」やらなくては損ですから、「いろいろ」考えてみるのは当たり前ですが、いつでも「オレのやり方」に安住してしまっているのではないでしょうか?
先のゲームで見たように、はじめはなかなかうまくいかないようでも何十回となく繰り返して試みているとだんだんその要領が分かってきて、(このゲームの場合)まもなく他人が見たら不思議だと思われるぐらい手際よく片付けてしまうようになります。どんな仕事でも「繰り返し」ということは要領を飲み込むためには一番大事なことには違いありません。だが、それはゲームとか手作業とか、あるいは窓口業務などのように「型にはまった」仕事の場合であって、毎回目的・目標が違う仕事ではこういう「馴れ」は期待できません。