『要領のいい人・悪い人 「ウマイことやる」生き方のコツ』
[著]中山正和
[発行]PHP研究所
仕事をした後で、「あれはまずかったナ」と反省させられるようでは「要領がよかった」とは言えません。だから、そういうことがないように「OR的問題追跡法」というのがありました。
しかし、これに「囚われる」と「バカ正直」とか「石頭」とか言われて、これまた「要領が悪い」ことになります。アタマで考えるということは、すなわちコトバで考えることなのですから、すぐ固定観念を作ってしまうのです。
ORのどの手順をとっても、それを詳しく、正確にやろうとしたらキリがありません。とくに会社の仕事は時間が切り詰められていますから、たいていは「ま、そのときはそのとき、何とかなるサ」というように見切り発車を余儀なくされるのが普通です。