『女20代 「私」を信じる(大和出版) 自分らしい人生へのヒント』
[著]下重暁子
[発行]PHP研究所
“自分流”頭のいいお金の貯め方・使い方
結婚はお金がなくてもできる
物の氾濫する時代に育った人たちは、結婚においても最初から物が豊富にある状態で出発する。
電化製品はそろっているし、車もある。ただ都会では、それらを入れるべき家だけが高価で手が届かない。
「手鍋さげても」という言葉は、今の人たちには通用しない。手鍋さげてもなどというと、「それなあに?」と聞かれることになる。
テレビもステレオも電化製品もない生活など、「考えられなーい」ということのようだ。何もないところから二人の暮しを築くのではなくて、最初に物があって、あとで二人の暮しがついてくる。