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<就活>廃止論
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「就活」は賞味期限切れ

『<就活>廃止論』
[著]佐藤孝治 [発行]PHP研究所


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「就職活動」はもはや賞味期限切れだと思う。

 もちろん学生の就職は必要なことである。そのための準備や行動は不可欠だ。私が賞味期限切れと言っているのは、いわゆる学生言葉で「就活(シューカツ)」と呼ばれている、長年行われてきた、そして現在も行われているところの、季節の風物詩としての「就職活動」のことである。

 なぜそう考えるかといえば、現在の形の「就職活動」という習慣は、日本の企業社会が大企業を中心に年功序列、終身雇用と呼ばれる雇用慣行を軸に動いていた時代の遺物だからである。

 年功序列、終身雇用という、いわゆる日本的雇用が崩壊のプロセスに入っていることは、もはや誰にも異論のないところだろう。崩壊して完全に消え去ったとは私も思わないけれども、少なくとも戦後の成長を支えてきた仕組みが大きな変革を迫られ、実際、多くの企業はその方向に動いていることは事実である。

 後で改めて説明するが、年功序列、終身雇用という仕組みの「入口」が新卒一括定期採用である。学生から見れば、それは同時期一斉多発の「シューカツ」である。そして年功序列、終身雇用の「出口」は、これまた同時期一斉多発の「定年退職」であった。

 多くの企業で先に崩壊のプロセスが始まったのは定年退職のほうである。大多数の大手企業では子会社への出向や早期退職制度などで中高年社員はどんどん社外に出ていく仕組みが構築され、定年まで本体の会社に残れる人は、もはや少数派になってしまった。
「出口」が崩れれば「入口」も崩れざるを得ない。ある程度のタイムラグはあるにせよ、それは時間の問題である。いよいよ、それが本格化してきた。組織内部の昇進の仕組みも、評価の仕組みも、人材育成の仕組みも、会社の中身はそっくり変わってしまったのに、その「入口」であるところの採用の部分だけが従来と同じやり方を続けられるはずがない。にもかかわらず、毎年その時期になると相変わらず季節の風物詩としての「就職(採用)活動」を繰り返していれば、そのズレが問題となってくるのは当たり前である。

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