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おんな今も昔も史
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響けカチューシャ、須磨子最後の願いをのせて……

『おんな今も昔も史』
[著]泉秀樹 [発行]PHP研究所


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 松井須磨子は新劇草創期の大女優であった。

 明治三十九年(一九〇六)、早稲田大学教授だった坪内逍遥は、文芸協会を創立して機関雑誌『早稲田文学』を刊行した。演劇はその活動の一環であり、新劇は当時の演劇界に大きな刺激をあたえたのである。

 坪内逍遥は自宅の一隅に文芸協会付属演劇研究所を設立し、男女二十名の演技者を募集した。これに応募したのが松井須磨子である。

 須磨子は明治十九年(一八八六)、長野県松代在清野村に生まれた。本名を小林正子といい、実家はもと松代藩士の家柄であったが、父親の代に身代をつぶし、末っ子の須磨子は養女に出された。

 その後姉をたよって上京した須磨子は、割烹旅館の後継ぎと最初の結婚をしたが、数カ月で離縁された。
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