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吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉
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ルポ・エッセイ
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第1章 覚悟について ──せいの言葉──

『吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉』
[著]坂本優二 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:11分
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一 「花月」に込めたメッセージ


花と咲くか、

月と(かげ)るか、

すべてを賭ける。



参考『大阪百年史』(大阪府)など



 なんばグランド()(げつ)(大阪)、(じん)(ぼう)(ちょう)花月(東京)、よしもと()(おん)花月(京都)、よしもと沖縄花月(沖縄)……。


 創業以来、吉本興業は、自社が運営する劇場の多くに「花月」という屋号を冠してきました。


 いまでは多くの人に知られるようになった「花月」という屋号。実はそこには、

「花と咲くか、月と(かげ)るか、すべてを賭ける」


 という、せいの覚悟が込められていました。


 生き馬の目を抜くといわれた、かつての寄席経営の世界。たくさんのライバル業者がひしめく中、せいは「すべてを賭けて」奮闘しました。


 花(成功)か、月(失敗)か、どちらに転ぶかはわかりません。それでも、いま自分ができる目の前のことに、一生懸命、とり組み続けたのです。


 その結果、せいは大阪の寄席業界を制圧。やがて東京にも進出し、日本有数のエンターテインメント企業にまで成長したのは、みなさんよくご存じのとおりです。



自分が信じた道を突き進む


二 「好きな仕事」をあきらめない


(げい)(ごと)が好きで、

芸人を愛しているなら、

好きな道だけに

身が入るもんや。



参考『吉本八十年の歩み』(吉本興業)



 人生は順風満帆とはいかないもの。誰の人生にも危機は必ず訪れます。


 せいの最大の危機は、夫の実家が経営していた荒物(雑貨)問屋が経営的に行きづまったことでした。


 そのとき、あきらめて危機に屈するか、それとも危機に立ち向かうか──。


 どちらを選択するかは、発想を転換できるかどうかにかかっています。自分の発想しだいで、ピンチはチャンスになりうるのです。


 せいはまさに、ピンチをチャンスと考えました。(とつ)ぎ先が明日にでも倒産しようかというとき、発想を大転換し、新しい商売にチャレンジしたのです。

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