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吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉
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ルポ・エッセイ
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第7章 勇気について ──せいの言葉──

『吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉』
[著]坂本優二 [発行]イースト・プレス


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六四 誰でも必ず「光るもの」がある


吉本は芸人さんの

持っている「何か」を

売っているんだす。

それを見つけ出すのが、

わてらの勘どころや。



参考『吉本興業の正体』(草思社)


「落ちこぼれの更生施設」


 かつて吉本興業は、大阪でこのように呼ばれていました。


 いうことを聞かない子どもには、「あんた、そんなんだと、将来、吉本しかいくとこないで!」と、こぞって親たちが口にしていた時期もありました。


 勉強のできない子、学校に通っていない子、不良と呼ばれている子。吉本はあえて、社会の枠からはみ出てしまった若者を集めました。その結果、世間の常識にとらわれない、強い個性を持ったタレントを数多く抱えることになったのです。


 人は誰もが、隠れた才能や価値を持っています。それを石のまま放っておくか、あるいは磨き上げてダイヤモンドにするか。活かすも殺すも、まわりの大人たちしだいです。


 埋もれた才能を見抜き、磨き上げる。そして、磨き上げた才能をどんな形で世の中に提供するか、戦略を立てる。


 それが自分たちの使命であることを、せいは伝えているのです。



相手の「いいところ」に目を向ける


六五 自分で「自分の限界」をつくるな


どてらいことを

やったる。



参考『大衆娯楽雑誌 ヨシモト』(吉本興業)など



 せいは創業者として、「どてらいことをやったる」という強い意志があったようです。要するに、「誰も思いつかないような大きなことをやる」という意味です。


 会社でもなんでも、組織というのはトップの(うつわ)の大きさしだいで、どこまで成長できるかが決まってくるもの。


 吉本が、日本を代表するエンターテインメント企業へと成長した理由のひとつには、「誰も思いつかないような大きなことをやる」という、せいの器の大きさがあったことは間違いありません。


 生来、男勝りの性格だったせい。彼女の下で働いていた弟の正之助も、この気の強さとスケールの大きさには、一目置いていたといいます。

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