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ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人
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歴史
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「星条旗を汚したら神聖さが損なわれる」

『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
[著]ケント・ギルバート [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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 現在の日本では想像できないかもしれませんが、アメリカでは、星条旗に対する忠誠心を早い時期から子供たちに教え込みます。


 私も幼稚園に入ると、毎朝、以下のような「忠誠の誓い」を(あん)(しよう)させられました。


「私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います」



 この誓いを立てるとき、子供たちは皆起立したうえで、星条旗に対して顔を向け、右手を左胸の上に当てなければなりません。これは「国旗規則」によって定められたやり方です。


 私は高校を卒業する十八歳まで、毎朝欠かさずにこれをやりましたので、星条旗とはまさしく「神聖」なものだという思いが心に刻まれています。


 子供のころに参加していたボーイスカウトでは、国旗の正式なたたみ方を学びました。二人が一組になって行なう独特のたたみ方で、最後に国旗をきれいな三角形にします。


 このとき、途中で国旗が地面に触れてしまったら大変だと、とても緊張したことを覚えています。国旗が汚れると、神聖さが損なわれると教えられていたからです。


 あまり細かいことは気にしないのがアメリカ人だと考える日本人は多いかもしれませんし、日本人の繊細さと比べたらそのイメージはおおむね正しいのですが、こと国旗に対しては、このように鋭敏な感覚を持っているのです。


 愛国心、すなわち祖国を愛する気持ちは、日本のような先進国で、恵まれた平和な暮らしを送る国民であれば、普通は自然と()き出るものではないでしょうか。


 もちろん、いつ巻き込まれるとも知れない内戦が続くなど、(ひど)い環境に生まれ育った人は、親を(うら)み、社会を怨み、祖国を怨んだとしてもやむをえないかもしれません。しかしそのような環境であっても、なお、「それでも私は、この国を愛しています」という人が数多くいるものです。


 戦後生まれの日本人で、そのような()(こく)な環境下に生まれ育った人は、それほど多くないはずです。それなのに日本人は「愛国心」という言葉には、なぜか過敏に反応し、無意識に抵抗するのです。


 では、日本人は日本のことが本当に嫌いなのか──? ここがヘンなところです。


 私は長く日本にいますが、日本人の大半は「日本が大好き」と思っているように感じます。自分が日本人であることに誇りを持っているとも感じます。しかし、それにもかかわらず、「愛国心」を表明することには罪悪感や嫌悪感などの抵抗を抱いているのです。


 日本の皆さんは、いったい何を恐れているのでしょうか。


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