『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
[著]ケント・ギルバート
[発行]PHP研究所
先ほど紹介した、アメリカでの星条旗に対する忠誠心と、まったく正反対なことが日本の教育現場で行なわれていたと聞いて、私は大いに驚きました。日本では、日教組(日本教職員組合)の教員が率先して、それこそ親や保護者の了解もなしに、日の丸と君が代に対するマイナスのイメージを植えつけるという愚行が、長いあいだ行なわれてきました。それだけでなく、戦前の国家主義につながるからというデタラメな理屈で、道徳教育までもが否定されてきたのです。