『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
[著]ケント・ギルバート
[発行]PHP研究所
アメリカの建国と日本の明治維新には、どこか似ているところがある──明治維新の歴史を学んだとき、私はそう感じました。私が、とりわけ共通しているように感じたのは、「Grass Roots Patriots(草の根の愛国者たち)」の精神です。
「Grass Roots Patriots(草の根の愛国者たち)」とは、「普段は在野にあって市民生活を営んでいるが、いったん国家危急のときには、国家への忠誠心に基づいて国を守るための行動に出る人」のことを指します。
アメリカの建国にあたっては、「Grass Roots Patriots」たる開拓民たちの活躍が、必要不可欠でした。