『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
[著]ケント・ギルバート
[発行]PHP研究所
アメリカでは今日でも、「Grass Roots Patriots(草の根の愛国者たち)」の精神が根強く生きています。いざというときには、国家を守るためにアメリカ国民の全員が立ち上がらなければなりません。国民総動員法ではないのですが、要するに国家とその理想を守ることは全国民の義務であり、常識なのです。「戦争になったら外国に移住する」などと考える人物は、アメリカ人の常識からいえば、典型的な「非国民」です。
話がそれました。アメリカの法律には、まさに「草莽の精神」の名残が今でも色濃く残っています。アメリカには州兵制度がありますが、彼らは草莽たる民兵を組織化してできたものです。