『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
[著]ケント・ギルバート
[発行]PHP研究所
このような草莽の意識は、今日の日本に残っているのでしょうか。
スイス・チューリヒにある「WIN─ギャラップ・インターナショナル」という機関が二〇一四年末に、世界六四カ国・地域で「自国のために戦う意思」について実施した世論調査があるのですが、日本人はわずか一一パーセントというスコアとなり、世界で最低でした。何年かに一回実施されているアンケート調査ですが、日本は長年、ずっと世界最低を維持し続けています。