『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
[著]ケント・ギルバート
[発行]PHP研究所
もっとも日本人の場合、すぐに「あの人はいい人だ」「あれは信用ならん」というような二者択一の評価をしがちだと思うこともあります。「わかりあえる部分も多いが、わかりあえない部分もある。でも、それは彼の意見だからね」「あなたが私に同意しないという考え方に、私は同意しますよ」などといった距離のとり方が苦手な人が多い気がします。
日本人は互いの意識がほとんどかけ離れていないので、少しでも相手が自分たちと違うと、それが些細な違いであってもすぐに目についてしまって、イヤになってしまうのではないでしょうか。