『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
[著]ケント・ギルバート
[発行]PHP研究所
潔癖症という点でいえば、日本人は国際関係を見るときでも、「オール・オア・ナッシング」の態度を取る方が多いように思います。「アメリカは絶対に善。何があっても、ついていけばいい」「中国やロシアは絶対悪であり、ダマされてはいけない」というような二分論です。
ですから、アメリカが国益追求の過程で日本を突き放したような言い方をすると、かなりショックを受けてしまうようですね。