読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
-1
kiji
0
1
1152383
0
全国「一の宮」徹底ガイド
2
0
0
0
0
0
0
旅行
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
はじめに

『全国「一の宮」徹底ガイド』
[著]恵美嘉樹 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 この本を手にした方には、目の前に日本の歴史の秘密に通じる旅の門がすでに開かれています。本をポケットに入れた、わずか一時間後から始められる「巡礼の旅」が待っているのです。


 現代の日本には四十七の都道府県がありますが、江戸時代以前、こうした県にあたる地域を意味するものが「(くに)」でした。古代日本にはそうした国が六十八カ国もあったのです。


 それぞれの国には、その地域でナンバーワンの「一の宮」とよばれる神社が存在します。なかには、複数の神社が「我こそは序列一位」だと主張する国もありますが、多くは一国につき一神社です。一の宮は約千年近く前に出来た制度といわれています。


 この六十八カ国の一の宮を巡ることで、なにが見つかるのでしょうか? 一の宮巡礼と比較されるものに、四国八十八カ所巡り、いわゆるお遍路があります。こちらが巡るのは、四国に点在する八十八の仏教寺院ですが、自分探しの旅路として人気があります。


 しかし、一の宮巡礼を行うことは、自分探しはもちろん、それだけにとどまりません。例えば、歴史の秘密を抱いた神社の由緒から、隠された日本史の手がかりを見つけることはたびたびあります。また、(しん)()(ばん)(しよう)が濃密な神社の(もり)の一角で、言葉では説明できない心の底に響く感覚を覚えることもあります。なにより、日本文化というものが、画一的でなく多種多様な(いろど)りであることがわかります。


 なにしろ各地域のナンバーワンの神社を巡るのですから、たとえどんな目的であっても、必ずその目的に届くことができる、それが一の宮巡礼なのです。


 日本には様々な巡礼がありますが、一の宮巡礼はそのどれとも違う点が二つあります。


 一つ目は、冒頭で述べたように、日本のどこであっても、思い立った一時間後に、最初の巡礼の一歩目を刻むことができることです。


 二つ目は、日本全国を(じゆう)(おう)()(じん)に巡る、日本で最も達成が難しい巡礼であることです。江戸時代に一の宮巡礼を果たした(たちばな)(みつ)(よし)は、完全参拝まで実に約二十年かけています。現代の飛行機・車社会であっても、仕事をもっている一般的な人ならば年単位の時間がかかります。四国巡礼が最近では一~二週間で一周してしまうことを考えると、どれだけ困難かおわかりになるでしょう。


 つまり、日本で一番簡単に始められるだけでなく、日本で一番やりがいのある巡礼ともいえるのです。


 この本を手にしたことで、準備は完了しました。あとは、一番近くの一の宮の鳥居をくぐってみてください。今までにまったく経験していなかった、人生を懸けるにふさわしい旅であることを、お約束します。



 二〇〇七年九月

恵美嘉樹 

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:0文字/本文:1138文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次