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(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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おしゃれ魔女 こころの鍵をはずすHappy会話術
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生き方・教養
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魔女のアイデンティティー

『おしゃれ魔女 こころの鍵をはずすHappy会話術』
[著]八坂裕子 [発行]PHP研究所


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 はじめまして。

 わたしは魔女です。

 たぶん、あなたも魔女でしょう?

 でも、もしかしたら、あなたはまだ自分が魔女だということに気づいていないかもしれないな。

 そんな気がするの。だから心配でたまらない。

 自分が魔女だと思っていないあなたは、まるでアンデルセン童話の『みにくいアヒルの子』みたいに、毎日、孤立した気分を味わっているのではないかしら?


 たとえば、友だち関係。

 一緒にいると楽しいし、価値観や趣味や未来設計などで、たくさん共通点があると思っていた人に、ある日フッと、ズレを感じる。話題がチグバグ。共感ゼロ。一緒にいても楽しくない。

 するとあなたは、ぐんぐん気分が沈んでしまい、すべての原因や責任は自分の側にあるのではないかと思い込み、悩む。

 また、仕事のシーンで、上司のひとことに傷つき、同僚の冷淡な態度に動揺して、悩む。

 あるいは、つきあっている彼に対して何かものたりなさを感じつつ、誰もいないよりはマシだと考え、それって間違った在り方じゃないだろうかと、自分の恋愛観について、悩む。

 悩むあなたはステキだわ。

 そう、あなたの悩みは純粋です。

 そこにあなたの個性の一部が表れています。

 悩むって、決して恥ずかしいことではない。

 あなたは自分の純粋さに、まず、誇りを持ちましょう。誰もがその才能に恵まれているわけではないのですもの。

 純粋さは、魔女の遺伝子です。

 ところが、自分をノン魔女だと思っているあなたは、悩む自分のことを、傷つきやすくて弱くて自信がなくて、ああ、もう、どうしよう! と悲しむ。不安にもなるのね?

 魔女が魔女であることを自覚しないで暮らしていると、しばしばそうした逆風に見舞われます。

 もうそろそろ、あなたは自分を魔女だと認めたほうがいい。

 だから痛みを“感じる”のよ。

 つまり、感受性が強いからなのです。感受性というのは、外界の刺戟や印象を感じて、受け入れる能力のことを意味します。

 感受性の強さも、魔女の絶対条件。

 あなたにはその資質がある。なのに、気づいていない。

 あなたに問題があるとしたら、弱さや混乱しやすさではなく、自分自身に備わっているパワーに気づいていないことが問題です。

 したがって、自分への尊敬が足りない。

 そこで、いつのまにか自分を大切にしない習慣がついてしまった。

 自分の本心を尊重しないで、他の人の意見に同調したり同化したりして、時によっては他の人たちのひとことに振り回されたり。

 ダメ、ダメ。その習慣はからだにもハートにも、とってもよくないわ。すぐに「サヨウナラ」を宣言しなくちゃ。いい? たった今からあなたは背筋をピーンと伸ばし、自分が魔女の遺伝子を持っていることに気づくのよ。それゆえに感受性が強いのだとナットクし、自己理解する。

 自分らしからぬノン魔女を演じているかぎり、あなたは自分の持って生まれた能力を発揮できず、ハートの健康は下降線をたどるだけです。

 友だちとの間にズレを感じたとき、がっかりしているだけでは、“関係”は進展しない。悩んでも、つらくなるだけ。

 そこで、悩みながら「なぜ?」「どうして?」と考えてみたらどうかしら?

 思い込むより、思いつめるより、その前に、「なぜだろう?」「なぜ、ズレが生まれたのかな?」という発想を持つ。答えが見つからなくてもいいから、ただ漠然(ばくぜん)と「なぜだろう?」というフレーズをこころの中でつぶやく。それが、新しい習慣の第一歩です。

 なァーンだ、でしょ?

 オフィスで、あなたが上司のひとことを痛いと感じたら、「なぜだろう?」の出番です。次に、「なぜ、このことばが痛いのかな?」という点に興味を持つ。

 不当に怒鳴られたからかな? 落度をしつこく責められたからかしら? それとも叱り方に悪意がヒラヒラしていたから?
「なぜだろう?」のフレーズを意識して、一拍おいて考える習慣を自分につけてやると、あなたは自分のこころの声を聞く習慣も同時に持つことになります。

 だって、「痛いッ!」と感じるのは、こころの肌や筋肉や神経が刺戟されたシルシでしょ?「痛いッ!」をきっかけにして、自分のこころのさまざまな声に耳を傾けましょうよ。喜怒哀楽や、小さな小さな声や、まとまりのないひとりごとなどにもね。

 とにかく、もっと自分自身に関心を持ち、興味を抱くことです。自分自身に積極的に注意を払い、自分の面白さを発見し、隠れた面白さも捜しだすこと。

 魔女は自己中心的発想ではなく、自己尊重的発想をします。

 何よりも、自分のこころの声を大切にするのです。どういう事情があるにしろ、どういう理由があるにしろ、自分を否定することはしない。自分の言いぶんを聞き、こころの声をとことん聞きます。

 わたしの味方はわたし。わたしが自分を肯定しなくて、誰がします?

 他の人たちが楽しかったという映画でも、わたしが観て退屈したら、わたしにとってはつまらなかった映画なのです。

 魔女のアイデンティティーは、「わたしはこう感じます」「わたしはここにいます」を発信すること。発信し続けることです。

 そのためには、自分自身について果てしなく詳しくならなければ。まだまだ道の途中だけれど、わたしが自分自身を発見するに至るまでにはいろいろなことがありました。エラーもいっぱい。エラーを通じてわかったのです。

 魔女のパワーを持つ人がノン魔女に甘んじているのは、その人にとっても地球にとっても大きな不幸だということが。

 そして知ったのです。魔女の魔法が“ことば”に在るということを。


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