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「つらい気持ち」をためこまない! 50の方法
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生き方・教養
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『「つらい気持ち」をためこまない! 50の方法』
[著]土沼雅子 [発行]すばる舎


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◆なぜかイライラ、クヨクヨするときは……


 「なぜか気分がのらない」

 「つい、よくないことを考えてしまう」

 「ささいなことで、ギスギスしちゃう」

 「イヤなことばかり思い出す……」


 もしも、こんなふうに感じていたら、気持ちをためこんでいるサインです。


 気持ちをためこむと、モヤモヤ、イライラして憂鬱(ゆううつ) になります。

 心がそこにストップしてしまい、簡単には抜け出せなくなるのです。


 このような状態になったら、どうすればいいのでしょう。


 じつはすぐできることがあります。

 それは自分の気持ちを誰かに話すことです。


 「10分だけ聞いて!」


 このように時間を区切って、聞いてくれる人に思い切りグチってみます。


 グチを言うのは別に悪いことではありません。

 むしろ、「どんどんやってほしいな」と思います。


 言葉で表現できるのは、自分の「つらい気持ち」に目を向けているということ。

 なかなか、しんどい作業です。これができれば、つらい気持ちの半分ぐらいは解消できたも同然です。


 1人で抱える必要はないのです。

 気が晴れるまでグチることです。


 「また言っちゃった」「私ってダメな人間」ドヨ〜ン。


 こんな罪悪感は不要です。

 何度も言いたくなるのは、自分にとってその体験が大きな意味があるからです。


 気が済んでいないのであれば、気が済むまで話しましょう。


 もちろん時間は区切ること。ダラダラ続けると相手の方にも負担です。

 これさえ守れば、グチは心の健康を保つよい方法です。


 毎日、不安、イライラをためこんで1人で苦しんでいるよりも、ずっと早く、その状態から抜け出せます。


 「いくら話しても、気が晴れないときはどうすればいいですか?」


 何度グチっても気が晴れないのは、つらい気持ちが相当たまっているからです。

 日増しに気分が暗くなっていきウツウツとしてきたら、別の手だてが必要です。


 一度、それらの気持ちをはき出して、ちゃんと解消していきましょう。


 これ以上、しんどい状況をつくらないために、つらい原因をつくっている相手に、自分の気持ちを伝える必要もあります。


 心が疲れると悩みごとも増えていきます。

 ふだんはなんとも思わないことでも、すごく大きく感じてしまいます。


 実際は10分あればできることでも、すごくイヤなことに思えたり、面倒くさくなったりして手につかなくなります。


 こんな状態からいち早く抜け出して、いつもの自分でのびのびと楽しく過ごすヒントをお伝えするのが本書です。

◆「つらい気持ち」をためこまないコツがあります!


 もともと私は、自分の気持ちを伝えられずにためこむタイプでした。


 学生時代は毎日、ウツウツとしていたような記憶があります。


 1人で悩みを抱えながら、どの方向へ進むのかもわからず、霧の中にいるようでした。

 かなり暗い雰囲気の学生だったと思います。


 でも、大勢の人々と出会い、さまざまな心理学の理論を学び、自分自身を見つめる過程で、「我慢しなくていい」「ありのままの自分でよい」ことを知りました。


 「もっと自分の気持ちを表現してもよい」ことを知り、本当の気持ちをできるだけ、その場で表現するようになりました。


 もちろん感情はたくさん感じます。

 否定的な感情もそのひとつですが、イライラ、ムカムカ、がっかりといった感情を長くためこむことはなくなりました。

◆気分の波がやってきても、自分でちゃんと解消できます


 気持ちをためこまないために、とりわけ大事なことは「自分を正直に理解すること」です。

 自己理解を深めると、無理に我慢を重ねたり、気持ちを閉じこめたりしなくなります。


 「他の人と違ってもいい」「私らしい私でいいんだ」と自分を肯定できるようになり、「つらいときは、つらいと言っていいんだ」「誰かの助けを借りてもいいんだ」と思えるようになるからです。


 やがて、小さな気分の波がやってきても、それらを解消する方法を自分で見つけられるようになります。


 たとえば私の場合ですと、イライラするときは「自分に腹を立てている」ことが多いのです。


 自分本来の生き方になっていないとき、なにかに流されて自分らしい自分ではなくなったときです。

 どこかでそれを察知して、イライラ虫が怒り出すんですね。


 こんなときは自分を振り返り、生活を調整していきます。


 坐禅を組んだり、自然のなかに出かけたり、花を眺めたりします。


 静かにしていると、ときどき思いっきりはしゃぎたくなることもあります。

 お酒の力もちょっぴり借りて、学生と大笑いしていると本当に幸せです。


 私の場合は「静的な自分」と「動的な自分」の両方を行ったり来たりすることが必要なのです。


 もともと相当アバウトでいい加減な人間ですが、今くらいのいい加減さが私にぴったりだと思っています。


 少々、家族や同僚、仲間たちに迷惑をおかけしているとは思いますが「ごめんなさい。私はこんな人間です」と謝りながら生きております。


 切り捨てるのも上手になりましたし、忘れるのも得意です。

 単に年をとったということかもしれませんが、それ以上に、心理療法から学んだ知識や体験が大きく影響していると確信しています。

◆心がジンワリしたり、ホッとしたりする時間をもちましょう


 1回きりの人生です。つらい気持ちをためこまないで、すっきりさわやかに生きたいものですね。


 ほんの少しずつ、たくましくなっていきながら、他の人も大切にして生きていければ素敵です。


 本書では、1人でも多くの皆様のお役に立てるように、実例、実話をたっぷり交えて説明していきます。


 私自身の体験に加えて、カウンセリングやアサーションの講習会でお会いした大勢の皆様の体験を紹介しているため、心がジンワリしたり、ハッとしたりするエピソードに出会えると思います。


 誰でも心に重い荷物をしょって生きるのが、苦しい、寂しい、不安なときがあるものです。


 そんなとき心をラクにしたり、人生の明るさや輝きに気づいて、自分らしく生きられるヒントがあれば、どんなに明日が待ち遠しくなることでしょう。

 本書がそうした一助になることを心から願っています。

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