本書のテーマは「仕事運を健康にすること」です。
こういうと、「あれ、『仕事運を良くする』の間違いじゃないの?」と、あなたは思うかもしれませんが、私はあえて健康という言葉にこだわりました。
なぜ、「良くする」ではなく「健康にする」なのか?
そのことをお話しする前に、まず、あなたの仕事運が健康かどうかの診断を行ってみたいと思います。
やり方はいたって簡単。以下の質問に該当するようなら、チェックをつけてみてください。
(1)毎日が何となく満たされない。空しさを感じる。「このままの人生でいいのかなあ」と思うことがしばしばある。
(2)仕事にあまりやりがいを感じない。息づまりを感じることすらある。
(3)他に適職があるんじゃないかと思うことがある。
(4)今、自分がやっている仕事は、世のため、人のために役立っているとは思えない。
(5)仕事にこれといった夢がない。どちらかといえば怠惰に仕事をしているほうだ。
(6)毎日がつつがなく暮らせればそれでいい。仕事は収入を得るための手段であると、割り切って考えている。
(7)時間が経つのを忘れるほど、夢中になって仕事をしたことがない。
(8)長時間、仕事を行うと、苦痛を感じ、イライラカリカリしてくる。
(9)家族・友人・恋人などに、よく仕事のグチをこぼす。
(10)日曜日や連休最後の日になると、憂鬱な気分になることがある。
それでは、診断結果をお伝えしましょう。
◆チェックの数がゼロの人
あなたの仕事運は健康そのもの。自己実現を果たすのは時間の問題。何の心配もいりませんので、今の調子で頑張ってください。
◆チェックの数が1〜2個の人
あなたの仕事運の健康状態は、今のところ、まずまず。その気になれば、飛躍・発展の可能性がもっと広がり、仕事にいっそうやりがいを感じることができるようになります。
◆チェックの数が3〜5個の人
あなたの仕事運は、人間の身体にたとえていえば、半病人の状態。このままでは、仕事に生きがいが持てなくなる可能性があります。
◆チェックの数が6〜8個の人
はっきりいって、あなたの仕事運は不健康。このままでは、仕事が暗礁に乗り上げ、取り返しのつかない事態を招いてしまう恐れがあります。
◆チェックの数が9〜10個の人
かなり重症ですね。このままでは、不幸のままで人生を終えてしまうことになります。
さて、いかがでしたか。おそらく半分ぐらいはチェックが入ったのではないでしょうか。
なかには、8個以上チェックが入った人だっているかもしれません。
でも、心配はいりません。
かつての私なんか、すべてに該当したのだから。